新城市設楽原歴史資料館で「初めての日本刀展」
新城市設楽原歴史資料館は、企画展「初めての日本刀展」を開いている。収蔵する日本刀のうち刀と太刀、腰差(こしざし)など22振を展示する。8月31日まで。
1996年4月28日に開館して以来、戦国時代の合戦などで使われた火縄銃など、鉄砲を中心に展示する資料館として名を馳せてきた。日本刀は収蔵していたが専門的知識を持った学芸員がおらず、テーマを絞っての企画展はなかった。
会場で展示するのは長さ2尺以上で平安中期から南北朝時代まで造られた太刀、室町時代以降に造られた2尺以上の刀、1~2尺の脇差、1尺未満の短刀。市西部の千郷神社の御神刀として伝わる刀、砲術流派の田付流の田付景之さんから寄贈された9振などが見られる。
他にも刀身の名所を伝える図や刀身断面、棟、反り、掘り物によって異なること、茎(なかご)に作者名が彫られているのが表で刃が下をむいているのは「太刀」、上を向いているのが「刀」という違いも解説する。
展示担当の峯田尚美さんは「刀が意外と重かった。傷つけないよう慎重に配置しました」と振り返った。湯浅大司館長は「時代によって形や機能が変わっていった刀を知ってもらえれば」と話した。
入館料は一般330円、小中学生100円。午前9時~午後5時。
【安藤聡】
新城市設楽原歴史資料館は、企画展「初めての日本刀展」を開いている。収蔵する日本刀のうち刀と太刀、腰差(こしざし)など22振を展示する。8月31日まで。
1996年4月28日に開館して以来、戦国時代の合戦などで使われた火縄銃など、鉄砲を中心に展示する資料館として名を馳せてきた。日本刀は収蔵していたが専門的知識を持った学芸員がおらず、テーマを絞っての企画展はなかった。
会場で展示するのは長さ2尺以上で平安中期から南北朝時代まで造られた太刀、室町時代以降に造られた2尺以上の刀、1~2尺の脇差、1尺未満の短刀。市西部の千郷神社の御神刀として伝わる刀、砲術流派の田付流の田付景之さんから寄贈された9振などが見られる。
他にも刀身の名所を伝える図や刀身断面、棟、反り、掘り物によって異なること、茎(なかご)に作者名が彫られているのが表で刃が下をむいているのは「太刀」、上を向いているのが「刀」という違いも解説する。
展示担当の峯田尚美さんは「刀が意外と重かった。傷つけないよう慎重に配置しました」と振り返った。湯浅大司館長は「時代によって形や機能が変わっていった刀を知ってもらえれば」と話した。
入館料は一般330円、小中学生100円。午前9時~午後5時。
【安藤聡】