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豊橋で「ポスターでみる戦争映画の世界」

戦争映画のポスターを紹介する佐々木さん=豊橋市民文化会館で
戦争映画のポスターを紹介する佐々木さん=豊橋市民文化会館で
戦争に関する書籍などを見る来場者
戦争に関する書籍などを見る来場者

 戦争映画のポスターから、「平和」について考えてもらおうと、豊橋市民文化会館で5日、夏休み特別企画「戦後77年 ポスターでみる戦争映画の世界~平和を求めて」が始まった。明治から第二次世界大戦までを舞台に、娯楽映画やドキュメンタリーなど戦争に関する洋画、邦画のポスター190点のほか、パンフレットや書籍、新聞切り抜きなど各種資料を紹介している。入場無料。14日まで。
 豊橋文化振興財団主催、とよはしまちなかスロータウン映画祭実行委員会の共催。6年前から毎年テーマを変えてポスター展を開く。ロシアによるウクライナ侵攻で平和への思いを新たにしたことや市中央図書館で開催中の「平和を求めて」展とのコラボで「戦争映画」をテーマにした。
 資料の大半が実行委員会の佐々木順一郎会長、一部が望月直秀理事の収集品。1室は邦画、もう1室で洋画を物語の時代順に紹介、踊り場には原爆関連の映画を並べた。邦画は「226」「戦争と人間」から「火垂るの墓」などのアニメ、地元ゆかりの「早咲きの花」など。「ひめゆりの塔」のようなリメーク作品は新旧の比較もできる。シベリア抑留や軍都豊橋に関する書籍、戦時中の新聞記事、豊橋ロケをした「二等兵物語」の資料なども展示した。
 洋画は「U・ボート」「戦場のメリークリスマス」や風刺映画「チャップリンの独裁者」、ウクライナ侵攻で注目された「ひまわり」など。邦画が戦争の悲惨さや反戦を訴える重い内容が多いのに対し、洋画はドイツを悪として勝利のために戦う内容など、戦争観の違いもうかがえる。
 「戦争は人を不幸にするのだと改めて思う」と佐々木さん。「『軍都豊橋』を知らない人も多い。昭和の戦争の記憶が薄れる中、もう一度平和を考える機会に」と来場を呼びかける。7日と13日の午後2時からは佐々木さんのギャラリートークもある。
【田中博子】

 戦争映画のポスターから、「平和」について考えてもらおうと、豊橋市民文化会館で5日、夏休み特別企画「戦後77年 ポスターでみる戦争映画の世界~平和を求めて」が始まった。明治から第二次世界大戦までを舞台に、娯楽映画やドキュメンタリーなど戦争に関する洋画、邦画のポスター190点のほか、パンフレットや書籍、新聞切り抜きなど各種資料を紹介している。入場無料。14日まで。
 豊橋文化振興財団主催、とよはしまちなかスロータウン映画祭実行委員会の共催。6年前から毎年テーマを変えてポスター展を開く。ロシアによるウクライナ侵攻で平和への思いを新たにしたことや市中央図書館で開催中の「平和を求めて」展とのコラボで「戦争映画」をテーマにした。
 資料の大半が実行委員会の佐々木順一郎会長、一部が望月直秀理事の収集品。1室は邦画、もう1室で洋画を物語の時代順に紹介、踊り場には原爆関連の映画を並べた。邦画は「226」「戦争と人間」から「火垂るの墓」などのアニメ、地元ゆかりの「早咲きの花」など。「ひめゆりの塔」のようなリメーク作品は新旧の比較もできる。シベリア抑留や軍都豊橋に関する書籍、戦時中の新聞記事、豊橋ロケをした「二等兵物語」の資料なども展示した。
 洋画は「U・ボート」「戦場のメリークリスマス」や風刺映画「チャップリンの独裁者」、ウクライナ侵攻で注目された「ひまわり」など。邦画が戦争の悲惨さや反戦を訴える重い内容が多いのに対し、洋画はドイツを悪として勝利のために戦う内容など、戦争観の違いもうかがえる。
 「戦争は人を不幸にするのだと改めて思う」と佐々木さん。「『軍都豊橋』を知らない人も多い。昭和の戦争の記憶が薄れる中、もう一度平和を考える機会に」と来場を呼びかける。7日と13日の午後2時からは佐々木さんのギャラリートークもある。
【田中博子】

戦争映画のポスターを紹介する佐々木さん=豊橋市民文化会館で
戦争映画のポスターを紹介する佐々木さん=豊橋市民文化会館で
戦争に関する書籍などを見る来場者
戦争に関する書籍などを見る来場者

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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