世界ラリーの特別授業

新城小の５、６年生１０１人

　自動車の世界ラリー選手権（ＷＲＣ）を紹介する特別授業が11日、新城市立新城小学校であった。国内でドライバーとして活躍する勝田範彦さんらがラリーカーの構造などを５、６年生１０１人に説明した。
　ＷＲＣの日本ラウンド「ラリージャパン」が11月10～13日に愛知、岐阜の両県で開かれる。新城市内では11月12日に市内のコースを会場に競技タイムを計測するＳＳ（スペシャルステージ）を予定している。授業は開催１カ月前になるのに合わせて市が企画した。
　勝田さんは「ラリーは砂利道や雪道、アスファルトと違う路面を走る。一般道の移動区間もあるため、走行距離は長い」と説明した。また元ＳＫＥ48で助手席で道案内役「コ・ドライバー」として活動する梅本まどかさんも「ドライバーにコースを教える役割として重大な役割です」と紹介した。
　実際にＷＲＣに出場した車「ヤリスＷＲＣ」も展示した。勝田さんはエンジンを始動させて音を披露したり、ハンドルを取り外したりして仕組みを説明した。「エンジン音が大きいため、車内ではマイクとヘッドホンで会話をしています」と解説した。
　６年の村松承太郎さんと中島彩斗さんは「車内に太いパイプがあるなど頑丈で安全対策をしているのがよく分かった」と話した。
【安藤聡】