文字の大きさ

豊橋で来月12日に初の保育関連合同説明会

処遇や働き方の改善が進む保育現場=牟呂中村町の明照保育園で
処遇や働き方の改善が進む保育現場=牟呂中村町の明照保育園で

労働環境など紹介で人材確保へ

 豊橋市内の民間保育園などで作る「未来の保育者を育てる会」は、豊橋創造大学(牛川町)で保育現場や労働環境などを紹介する初の合同説明会を11月12日に開く。公的支援で処遇改善が進む一方、学生の志望者は減少傾向にある。市や養成機関との連携による試みで、人材確保につなげたい考えだ。
 会が主催する「みんな集まれ!こども未来お仕事フェア」では、保育園や認定こども園、幼稚園の63園(31法人)がブースを出展する。
 保育や幼児教育などの違いから、子どもの成長に関わる仕事の魅力などを紹介する。体験コーナーでは体育あそび、切り絵や絵本の読み聞かせなど保育者と一緒に楽しむことができる。
 地域の養成機関は豊橋創造大や岡崎女子大、愛知学泉大が参加。保育者や幼稚園教諭などの資格を目指す各大学の教育方針などが分かる。県と市は保育士就職支援センターを設け、調理員や保育補助者などの職種希望者らの相談にも応じる。
 保育の現場ではここ数年、国が処遇改善に乗り出すなど支援が進む。施設の経営努力で労働環境も改善されつつある。
 一方、豊橋保育園協会によると、応募者数に対する採用者数は減少傾向だ。今年度は応募者53人に対し採用に至ったのは34人。この6年間は常に不足している。
 明照保育園の中島章裕園長は「新型コロナウイルス禍で、高校生の進路選択時に敬遠されたことなどが響いた」などと説明した。合同説明会については「どの施設も働きやすい職場づくりに努めている。魅力や実態を正しく理解してもらう機会にしたい」と話す。   合同説明会は無料で参加自由。中高生や、職場復帰を考える人も歓迎という。
【加藤広宣】

労働環境など紹介で人材確保へ

 豊橋市内の民間保育園などで作る「未来の保育者を育てる会」は、豊橋創造大学(牛川町)で保育現場や労働環境などを紹介する初の合同説明会を11月12日に開く。公的支援で処遇改善が進む一方、学生の志望者は減少傾向にある。市や養成機関との連携による試みで、人材確保につなげたい考えだ。
 会が主催する「みんな集まれ!こども未来お仕事フェア」では、保育園や認定こども園、幼稚園の63園(31法人)がブースを出展する。
 保育や幼児教育などの違いから、子どもの成長に関わる仕事の魅力などを紹介する。体験コーナーでは体育あそび、切り絵や絵本の読み聞かせなど保育者と一緒に楽しむことができる。
 地域の養成機関は豊橋創造大や岡崎女子大、愛知学泉大が参加。保育者や幼稚園教諭などの資格を目指す各大学の教育方針などが分かる。県と市は保育士就職支援センターを設け、調理員や保育補助者などの職種希望者らの相談にも応じる。
 保育の現場ではここ数年、国が処遇改善に乗り出すなど支援が進む。施設の経営努力で労働環境も改善されつつある。
 一方、豊橋保育園協会によると、応募者数に対する採用者数は減少傾向だ。今年度は応募者53人に対し採用に至ったのは34人。この6年間は常に不足している。
 明照保育園の中島章裕園長は「新型コロナウイルス禍で、高校生の進路選択時に敬遠されたことなどが響いた」などと説明した。合同説明会については「どの施設も働きやすい職場づくりに努めている。魅力や実態を正しく理解してもらう機会にしたい」と話す。   合同説明会は無料で参加自由。中高生や、職場復帰を考える人も歓迎という。
【加藤広宣】

処遇や働き方の改善が進む保育現場=牟呂中村町の明照保育園で
処遇や働き方の改善が進む保育現場=牟呂中村町の明照保育園で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR