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豊橋の飯室さん、「全日本難聴者・中途失聴者団体連」が表彰

全国大会で表彰される飯室さん㊨(提供)
全国大会で表彰される飯室さん㊨(提供)

 NPO法人「愛知県難聴・中途失聴者協会」監事の飯室俊夫さん(豊橋市向山町)は、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の「社会福祉・厚生文化功労者」に選ばれた。大分県で開かれた「第26回全国中途失聴者・難聴者福祉大会inおんせん県おおいた」で表彰された。
 飯室さんは1938年生まれ。聞こえに障害が出たのは30代終わり頃からという。78年に豊橋市に難聴者・中途失聴者協会(豊難協)を設立、85年にできた愛知県難聴・中途失聴者協会(愛難聴)にも参画し、数々の役職を歴任した。
 街頭での「耳マーク」普及活動を長年続けてきたほか、豊橋市に要約筆記サークルを立ち上げ、要約筆記者の養成にも力を入れた。また、市内の小中学校で開く福祉実践教室へ年3~4回講師として出向き、要約筆記の必要性や聞こえの不自由な人への理解を広める活動にも取り組んでいる。子どもたちと一緒に要約筆記用のミニホワイトボードを作って豊橋市民病院へ寄付するなど、聴覚障害者の暮らしやすさのために尽力した。
 今回、地域福祉の向上に寄与した功績が認められた。大会で表彰されたのは全国で1団体3個人。功労表彰は県内で3人目という。飯室さんは「ありがたい。今後も要約筆記者の養成や同じ障害を持つ人たちの発掘に力を入れたい」と話す。
 現在、中途失聴・難聴者や高齢で聞こえが不自由になってきた人たちの助けになりたいと、豊橋市内での「聞こえの相談室」の開設に向けて準備中だ。「今後もできる限りの活動をしていきたい」と意気込んでいる。【田中博子】

 NPO法人「愛知県難聴・中途失聴者協会」監事の飯室俊夫さん(豊橋市向山町)は、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の「社会福祉・厚生文化功労者」に選ばれた。大分県で開かれた「第26回全国中途失聴者・難聴者福祉大会inおんせん県おおいた」で表彰された。
 飯室さんは1938年生まれ。聞こえに障害が出たのは30代終わり頃からという。78年に豊橋市に難聴者・中途失聴者協会(豊難協)を設立、85年にできた愛知県難聴・中途失聴者協会(愛難聴)にも参画し、数々の役職を歴任した。
 街頭での「耳マーク」普及活動を長年続けてきたほか、豊橋市に要約筆記サークルを立ち上げ、要約筆記者の養成にも力を入れた。また、市内の小中学校で開く福祉実践教室へ年3~4回講師として出向き、要約筆記の必要性や聞こえの不自由な人への理解を広める活動にも取り組んでいる。子どもたちと一緒に要約筆記用のミニホワイトボードを作って豊橋市民病院へ寄付するなど、聴覚障害者の暮らしやすさのために尽力した。
 今回、地域福祉の向上に寄与した功績が認められた。大会で表彰されたのは全国で1団体3個人。功労表彰は県内で3人目という。飯室さんは「ありがたい。今後も要約筆記者の養成や同じ障害を持つ人たちの発掘に力を入れたい」と話す。
 現在、中途失聴・難聴者や高齢で聞こえが不自由になってきた人たちの助けになりたいと、豊橋市内での「聞こえの相談室」の開設に向けて準備中だ。「今後もできる限りの活動をしていきたい」と意気込んでいる。【田中博子】

全国大会で表彰される飯室さん㊨(提供)
全国大会で表彰される飯室さん㊨(提供)

カテゴリー:社会・経済

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