豊橋で東三河法人会が総会

　東三河法人会（吉川一弘会長）の総会が25日、豊橋市花田町のホテルアソシア豊橋で開かれた。昨年度決算などを承認したほか、納税意識の高揚を目的とする事業などの今年度事業計画を報告した。
　吉川会長は、昨年度の活動を振り返って上で「税のオピニオンリーダとして地域の振興や会員企業の発展に貢献する魅力あふれる活動をしたい」とあいさつした。
　今年度も、引き続き租税教育活動、税制と税務に関する調査・提言、地域貢献活動などに取り組む。
　具体的には、納税意識の高揚を目的とする事業では、小中学生を対象にした「ＩＴ税金クイズ」を行うほか、共催する小中学生による芸能フェスティバルで税に関するパンフレットや啓発用マンガ本の配布などを実施する。
　功労者らへの表彰状、感謝状の贈呈もあった。
　総会後、政治アナリスト・伊藤惇夫氏が「この国の政治・経済の行方」を演題に話した。
　長く政党に勤務していた経験などから政界に精通する伊藤氏は、政治アナリストとして活躍するようになってから「基本的には政権与党には厳しい物言いをしてきた。権力は誰かがチェックし、ブレーキをかける。今、野党のチェック機能が働かない。疑問を抱いたら指摘する姿勢」と述べ、今後の政治課題などを話した。
　表彰状、感謝状を受け取ったのは次の皆さん。
　東三河法人会長表彰＝小出光子（テクノ・コイデ）安田真浪（トライアングル・トラスト）青山義明（ヤマロク食品）常川彰（伊藤光学工業）▽優良会員・保険会社＝佐津川英利（タイコウハウス）浅野晋（松栄管工）ＡＩＵ損害保険豊橋支店▽東三河法人会長感謝状・役員功労者＝古橋親（理事２年、常任理事12年）日比嘉男（監事16年）
（中村晋也）