文字の大きさ

来春の豊根村長選 現職・伊藤氏が不出馬表明

不出馬を表明した伊藤村長=豊根村役場で
不出馬を表明した伊藤村長=豊根村役場で

 豊根村の伊藤実村長(72)は9日、来年の村長選(4月23日投票)の村長選に出馬しない意向を明らかにした。村議会12月定例会で新木久登氏の一般質問に答えた。「時代に合った感覚で、柔軟な対応ができる人に委ねることが今後の村の発展には必要だ」と述べた。
 県立田口高校卒業後、1969年3月に村臨時職員となり、70年5月に正規採用された。建設課長、経済課長を経て2002年から10年まで助役、副村長を務めた。村長は2011年2月に初当選した。
 伊藤村長は、3期12年を振り返り、茶臼山高原を中心とした観光振興、若い人たちへの子育て支援、道路などインフラ整備を進めてきた実績を述べた。そのうえで「新型コロナウイルスを機に社会の大きな変換期を迎えた。新しい感覚、新しい発想を持ち、地域に合った確かな実践ができるリーダーが必要と思っている」として、今期限りでの引退を表明した。
 報道陣の取材に応じた伊藤村長は「これまで2回入院していたので、自分の健康面で迷惑をかけられない」と説明した。後継者については「指名しない」と述べた。
 村長選は、2015年は2月の知事選と同日投票だった。一方で前回の19年は村議選と同日にした。有権者の負担軽減と経費削減のため、公職選挙法で任期満了日(村議は4月30日)の差が90日以内であれば同日選とできる条項を適用した。来年も村議選との同日投票となる。
 伊藤氏の任期満了は来年3月23日。次の村長が就任するまでの約1カ月間は副村長が職務代理者を務める。
【安藤聡】

 豊根村の伊藤実村長(72)は9日、来年の村長選(4月23日投票)の村長選に出馬しない意向を明らかにした。村議会12月定例会で新木久登氏の一般質問に答えた。「時代に合った感覚で、柔軟な対応ができる人に委ねることが今後の村の発展には必要だ」と述べた。
 県立田口高校卒業後、1969年3月に村臨時職員となり、70年5月に正規採用された。建設課長、経済課長を経て2002年から10年まで助役、副村長を務めた。村長は2011年2月に初当選した。
 伊藤村長は、3期12年を振り返り、茶臼山高原を中心とした観光振興、若い人たちへの子育て支援、道路などインフラ整備を進めてきた実績を述べた。そのうえで「新型コロナウイルスを機に社会の大きな変換期を迎えた。新しい感覚、新しい発想を持ち、地域に合った確かな実践ができるリーダーが必要と思っている」として、今期限りでの引退を表明した。
 報道陣の取材に応じた伊藤村長は「これまで2回入院していたので、自分の健康面で迷惑をかけられない」と説明した。後継者については「指名しない」と述べた。
 村長選は、2015年は2月の知事選と同日投票だった。一方で前回の19年は村議選と同日にした。有権者の負担軽減と経費削減のため、公職選挙法で任期満了日(村議は4月30日)の差が90日以内であれば同日選とできる条項を適用した。来年も村議選との同日投票となる。
 伊藤氏の任期満了は来年3月23日。次の村長が就任するまでの約1カ月間は副村長が職務代理者を務める。
【安藤聡】

不出馬を表明した伊藤村長=豊根村役場で
不出馬を表明した伊藤村長=豊根村役場で

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR