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設楽ダム転流工着工式で安全祈願

くわ入れを行って安全祈願する横山町長(右から2人目)ら=設楽町田口で
くわ入れを行って安全祈願する横山町長(右から2人目)ら=設楽町田口で

 国交省が設楽町に建設を計画する設楽ダム事業で、本体工事前段階となる転流工の着工式が3日、同町ふれあい広場で開かれた。国や同町、豊川(とよがわ)流域の市関係者らが出席し、くわ入れなどを行って工事の安全を祈願した。転流工は本体工事をするために川の水をう回させるトンネルで、完成後にはいよいよ工事が本格化する。
 同省中部地方整備局設楽ダム工事事務所によると、転流工は全長560㍍で、2019(平成31)年2月までに完成させる。工費は14億6000万円。
 式では根本幸典国土交通大臣政務官が「全国でも有数な農業地帯と工業地帯となっている東三河地域で豊川の水は重要となっている。洪水や渇水に対応できるようダム建設が求められている」とあいさつ。来賓の横山光明設楽町長は「これからのダム建設事業に対して責任をもって治めていくことを誓います」と語った。
 この後、根本政務官と横山町長、今枝宗一郎、鈴木克昌の地元代議士らでくわ入れを行った。また下流域5市の市長らがくす玉を割り、着工を祝った。
 ダム事業は1973(昭和48)年に計画が公表。2009年に当時の民主党政権方針で再検証の対象となり、事実上凍結に。14年4月に同省が計画の継続を決定した。ダム本体は堤高約129㍍、計画総貯水量9800万立方㍍。本体工事などの完成は26年度としている。
 同工事事務所によるとダム建設で水没地の家屋移転は、対象となる全124世帯が移転完了しているという。
(安藤聡)

 国交省が設楽町に建設を計画する設楽ダム事業で、本体工事前段階となる転流工の着工式が3日、同町ふれあい広場で開かれた。国や同町、豊川(とよがわ)流域の市関係者らが出席し、くわ入れなどを行って工事の安全を祈願した。転流工は本体工事をするために川の水をう回させるトンネルで、完成後にはいよいよ工事が本格化する。
 同省中部地方整備局設楽ダム工事事務所によると、転流工は全長560㍍で、2019(平成31)年2月までに完成させる。工費は14億6000万円。
 式では根本幸典国土交通大臣政務官が「全国でも有数な農業地帯と工業地帯となっている東三河地域で豊川の水は重要となっている。洪水や渇水に対応できるようダム建設が求められている」とあいさつ。来賓の横山光明設楽町長は「これからのダム建設事業に対して責任をもって治めていくことを誓います」と語った。
 この後、根本政務官と横山町長、今枝宗一郎、鈴木克昌の地元代議士らでくわ入れを行った。また下流域5市の市長らがくす玉を割り、着工を祝った。
 ダム事業は1973(昭和48)年に計画が公表。2009年に当時の民主党政権方針で再検証の対象となり、事実上凍結に。14年4月に同省が計画の継続を決定した。ダム本体は堤高約129㍍、計画総貯水量9800万立方㍍。本体工事などの完成は26年度としている。
 同工事事務所によるとダム建設で水没地の家屋移転は、対象となる全124世帯が移転完了しているという。
(安藤聡)

くわ入れを行って安全祈願する横山町長(右から2人目)ら=設楽町田口で
くわ入れを行って安全祈願する横山町長(右から2人目)ら=設楽町田口で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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