新城市若者議会第3期委員ら始動

　新城市若者議会を担う第３期委員たちが始動した。委員は高校１年生から20代で市内在住の20人と市外５人。５日夜に行われた今年度第１回若者議会では穂積亮次市長から委嘱辞令を受けた後、一人ずつ所信表明した。広報ＰＲや、第１、２期委員たちが考案した事業の改善策、地域の課題を知ってもらう教育の各グループに分かれて政策を考えていく。
　同市は若者が活躍できるまちを目指そうと２０１５（平成27）年度に市内在住の15歳から29歳までの人に委員を委嘱。毎年委員を替えて若者のための政策提言を行っている。
　第３期委員は高校生、専門学校生、大学生が委員となった。市外委員では大学生３人と会社員、公務員が委嘱された。穂積市長は「市政を担う一番若い力となる。仲間の連帯意識を高めてまちづくりを考えて欲しい」と激励した。
　議長には専門学生の加藤稜唯さんが就いた。新城について同級生がまちの将来を悲観したり、希望がある印象を持っていたことを打ち明け、「新城を考え直すきっかけを持つ意味で議長に立候補しました」と語った。
　所信表明では「飯田線の駅が無人化となるなど変化する新城市内を見つめていき、そして良さをＰＲしていきたい」「自分から新城のことをもっと知り、他の人たちに広めていきたい」「道路のアクセスなど交通状況改善も考えていきたい」などと抱負を述べた。
　委員たちは「広報・ＰＲ」「ブラッシュアップ」「教育ブランディング」の３グループに分かれて活動を展開。ＰＲでは観光パンフレット、ブラッシュアップではまちなみ情報センター「もっせはーと」など継続事業の改善策、ブランディングでは市政に関する取り組みを小中学校へ呼びかけていくことを考えていく。
（安藤聡）