文字の大きさ

あいち林業技術強化カレッジを県開講

除幕した看板とセレモニー参加者=新城市上吉田で
除幕した看板とセレモニー参加者=新城市上吉田で
労働災害VRシミュレーターを体験する大村知事
労働災害VRシミュレーターを体験する大村知事

新城の県森林・林業技術センターで式典

 県は、新城市上吉田の県森林・林業技術センターに、伐採や木材生産技術を磨く「あいち林業技術強化カレッジ」を開講した。従来あった講座を体系化して習熟度に合わせた三つのコースを設けた。28日にセレモニーがあり、大村秀章知事が訪れた。
 1970年に林業研修所として旧鳳来町で講座がスタート。しかし受講対象者が定まらないこと、林業従事者を定着させりことに課題があった。県は人材確保と指導者育成を目標に再編成した。
 研修メニューは「基礎」「中堅」「指導力」の3コースに分類。基礎は1~3年目の新規就業者向けに伐採技術や資格取得を目指す。中堅は4~10年目の従事者向けで現場管理に必要な知識を学ぶ。指導力は10年以上の指導者を育成し、経営や現場の統括、労働安全指導について講習する。
 セレモニーは受講者17人はじめ45人が参加した。玄関でセンダン材の看板を除幕した大村知事は、県内に林齢61年生以上の森林が半分以上あり、伐採など整備が必要とされていることを説明し、「林業を支える力が増えることに期待します」とあいさつした。
 県森林組合連合会の村松幹彦会長は、「作業従事者の安全を守るには講習が必要。若者の育成にも力を入れてほしい」と述べた。
 大村知事は研修で用いるVR(仮想現実)の労働災害シミュレーターを体験。ゴーグルを着けてチェンソーで伐採に挑戦した。倒れた木が弾みで近づいてくる映像を見て思わず後ずさりした。
 今後、県はセンター内に全天候型施設の整備や伐倒練習機の導入を計画している。
【安藤聡】

新城の県森林・林業技術センターで式典

 県は、新城市上吉田の県森林・林業技術センターに、伐採や木材生産技術を磨く「あいち林業技術強化カレッジ」を開講した。従来あった講座を体系化して習熟度に合わせた三つのコースを設けた。28日にセレモニーがあり、大村秀章知事が訪れた。
 1970年に林業研修所として旧鳳来町で講座がスタート。しかし受講対象者が定まらないこと、林業従事者を定着させりことに課題があった。県は人材確保と指導者育成を目標に再編成した。
 研修メニューは「基礎」「中堅」「指導力」の3コースに分類。基礎は1~3年目の新規就業者向けに伐採技術や資格取得を目指す。中堅は4~10年目の従事者向けで現場管理に必要な知識を学ぶ。指導力は10年以上の指導者を育成し、経営や現場の統括、労働安全指導について講習する。
 セレモニーは受講者17人はじめ45人が参加した。玄関でセンダン材の看板を除幕した大村知事は、県内に林齢61年生以上の森林が半分以上あり、伐採など整備が必要とされていることを説明し、「林業を支える力が増えることに期待します」とあいさつした。
 県森林組合連合会の村松幹彦会長は、「作業従事者の安全を守るには講習が必要。若者の育成にも力を入れてほしい」と述べた。
 大村知事は研修で用いるVR(仮想現実)の労働災害シミュレーターを体験。ゴーグルを着けてチェンソーで伐採に挑戦した。倒れた木が弾みで近づいてくる映像を見て思わず後ずさりした。
 今後、県はセンター内に全天候型施設の整備や伐倒練習機の導入を計画している。
【安藤聡】

除幕した看板とセレモニー参加者=新城市上吉田で
除幕した看板とセレモニー参加者=新城市上吉田で
労働災害VRシミュレーターを体験する大村知事
労働災害VRシミュレーターを体験する大村知事

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR