豊川JC公開例会でトイレ掃除イベント

　豊川青年会議所（、松山紘之理事長）は、豊川市の国府小学校で公開例会「掃除で磨く、仕事の『心』～トイレ掃除で仕事と人生が変わる～」を開催した。
　地元の経営者や企業幹部、幹部候補者ら60人をはじめ、ＪＣ会員ら総勢約１００人が参加。８グループに分かれ、校舎や体育館のトイレで清掃活動に臨んだ。
　参加者の各事業所での経営資質の向上を図るため、掃除するにあたっては「道具を丁寧に、効果的に使う」「手を使う」などを心掛けた。女性も含めて、全員が素手と素足でトイレに入り、スポンジやたわしなどを使って便器や壁を磨き上げた。
　トイレ掃除はパナソニック創業者の故・松下幸之助や、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏ら一流の経済人たちが推奨しており、東三河でも社風改善や社員の意識改革へ取り入れる企業が増えている。
　参加した建設業の男性は「仮設トイレを使う機会も多いので、気合いを入れてやりたい」。日頃から自発的にトイレ掃除をしているという金融機関勤務の男性も「少しでもコツを覚えて帰りたい」と意欲的だった。
　ＪＣメンバーは開催にあたり、事前に豊橋市のＮＰＯ法人「豊橋掃除に学ぶ会」の清掃行事に参加。この日は学ぶ会から清掃用具の一部を借りて実施した。
（由本裕貴）