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田原の泉中が赤羽根中へ統合

赤羽根中学校への統合が正式決定した泉中学校=田原市内で
赤羽根中学校への統合が正式決定した泉中学校=田原市内で

 田原市立泉中学校が2021(平成33)年度に市立赤羽根中学校へ統合することが18日、正式決定した。同日、市役所で行われた市教育委員会第11回定例会で審議し、承認された。
 伊良湖岬中の福江中への統合(時期・19年度)決定に続く格好で、協議が進行中だった市内の中学校再編に関する最大の議題は一段落した。中学校数は21年度時点で現在の6校から4校になる。
 この日の定例会では、これまでの経緯報告に続いて、泉中の統合方針案を原案通り承認。教育委員からは、統合により考えられる課題点などについて明らかにすべきとの指摘があった。
 統合時期を21年度にした主な理由は、協議結果の総合的判断に加え、▽生徒への配慮として同時期の最高学年人数が赤羽根中と同程度であること▽十分な準備期間、通学路に必要な環境整備で計画の見通しが立つ-などとしている。
 泉中の統合を巡っては、岬中の場合と同様で「地域の考えを尊重する」を前提に、校区各世帯を対象に全体説明会を複数回実施したり、保護者による学校見学会、アンケート結果などを踏まえたりしながら、PTAや保育園保護者会、地元の自治会代表者、市教委でつくる検討委員会が、約1年前から定期的に協議を重ねてきた。
 9月初旬に行った前回の検討委員会では「2021年度に赤羽根中学校へ統合」との案が提示されたが、統合に伴う経緯や問題点、地元への情報周知と浸透の時間が必要である、との理由から全会一致で同意が得られなかった。
 これを受け、10月初め、地元への理解を深めるため泉校区全世帯に「泉中学校再編検討委員会からのお知らせ」として、経緯と問題点など統合内容のポイントをまとめた報告文書(A4サイズ両面1枚)を配布。この日の定例会で教育委員会への最終報告とした。
 今後は統合準備委員会を立ち上げ、調整事項を協議していくという。
 花井隆教育長は「皆さんのご理解と協力でここまでこぎつけることができた。これから始まる統合準備委員会では受け入れ校区と一緒に、より良い統合を実現したい」と話した。
 統合は、少子化を背景にした学校の適正規模化など、子どもたちにとって望ましい教育環境の保障が目的とされている。
(千葉敬也)

 田原市立泉中学校が2021(平成33)年度に市立赤羽根中学校へ統合することが18日、正式決定した。同日、市役所で行われた市教育委員会第11回定例会で審議し、承認された。
 伊良湖岬中の福江中への統合(時期・19年度)決定に続く格好で、協議が進行中だった市内の中学校再編に関する最大の議題は一段落した。中学校数は21年度時点で現在の6校から4校になる。
 この日の定例会では、これまでの経緯報告に続いて、泉中の統合方針案を原案通り承認。教育委員からは、統合により考えられる課題点などについて明らかにすべきとの指摘があった。
 統合時期を21年度にした主な理由は、協議結果の総合的判断に加え、▽生徒への配慮として同時期の最高学年人数が赤羽根中と同程度であること▽十分な準備期間、通学路に必要な環境整備で計画の見通しが立つ-などとしている。
 泉中の統合を巡っては、岬中の場合と同様で「地域の考えを尊重する」を前提に、校区各世帯を対象に全体説明会を複数回実施したり、保護者による学校見学会、アンケート結果などを踏まえたりしながら、PTAや保育園保護者会、地元の自治会代表者、市教委でつくる検討委員会が、約1年前から定期的に協議を重ねてきた。
 9月初旬に行った前回の検討委員会では「2021年度に赤羽根中学校へ統合」との案が提示されたが、統合に伴う経緯や問題点、地元への情報周知と浸透の時間が必要である、との理由から全会一致で同意が得られなかった。
 これを受け、10月初め、地元への理解を深めるため泉校区全世帯に「泉中学校再編検討委員会からのお知らせ」として、経緯と問題点など統合内容のポイントをまとめた報告文書(A4サイズ両面1枚)を配布。この日の定例会で教育委員会への最終報告とした。
 今後は統合準備委員会を立ち上げ、調整事項を協議していくという。
 花井隆教育長は「皆さんのご理解と協力でここまでこぎつけることができた。これから始まる統合準備委員会では受け入れ校区と一緒に、より良い統合を実現したい」と話した。
 統合は、少子化を背景にした学校の適正規模化など、子どもたちにとって望ましい教育環境の保障が目的とされている。
(千葉敬也)

赤羽根中学校への統合が正式決定した泉中学校=田原市内で
赤羽根中学校への統合が正式決定した泉中学校=田原市内で

カテゴリー:地域・教育

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