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田原の神宮神御衣御料所で「繰糸始め」

糸姫の繰糸作業を見守る亀山小児童ら=田原市亀山町で
糸姫の繰糸作業を見守る亀山小児童ら=田原市亀山町で

 田原市亀山町の神宮神御衣御料所で26日、伊勢神宮の神御衣祭で神衣の材料として使われる絹糸「赤引糸」を作る儀式「繰糸始め」が行われた。
 御料所の繰糸殿では、白装束を着た「糸姫(いとひめ)」と呼ばれる女性が、足踏み式繰糸機「だるま」などを器用に操りながら、繭から糸を紡いだ。糸は7月4日に神宮へ奉献されるという。
 儀式は7世紀後半、天武天皇の時代が始まりとされる。応仁の乱(1467~1477)で途絶えながらも、1901(明治34)年に再興して以来、現在まで続いているという。
 この日は、地元の市立亀山小学校6年生と3年生の23人が地域学習の一環として見学に訪れ、歴史の深い格式ある伝統行事を真剣に見守りながら、ノートを取るなどした。
 山本華里那さん(3年)は「繭が10個で1つの糸になるのがとても大変だと感じました」、寺田隼人君(同)は「繭を温かいお湯につけて糸を取ることに驚きました」と印象を話した。
(千葉敬也)

 田原市亀山町の神宮神御衣御料所で26日、伊勢神宮の神御衣祭で神衣の材料として使われる絹糸「赤引糸」を作る儀式「繰糸始め」が行われた。
 御料所の繰糸殿では、白装束を着た「糸姫(いとひめ)」と呼ばれる女性が、足踏み式繰糸機「だるま」などを器用に操りながら、繭から糸を紡いだ。糸は7月4日に神宮へ奉献されるという。
 儀式は7世紀後半、天武天皇の時代が始まりとされる。応仁の乱(1467~1477)で途絶えながらも、1901(明治34)年に再興して以来、現在まで続いているという。
 この日は、地元の市立亀山小学校6年生と3年生の23人が地域学習の一環として見学に訪れ、歴史の深い格式ある伝統行事を真剣に見守りながら、ノートを取るなどした。
 山本華里那さん(3年)は「繭が10個で1つの糸になるのがとても大変だと感じました」、寺田隼人君(同)は「繭を温かいお湯につけて糸を取ることに驚きました」と印象を話した。
(千葉敬也)

糸姫の繰糸作業を見守る亀山小児童ら=田原市亀山町で
糸姫の繰糸作業を見守る亀山小児童ら=田原市亀山町で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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