文字の大きさ

観光まんが漁用の三代目「辰巳丸」きょう進水

きょう進水する三代目「辰巳丸」と壁谷さん親子=蒲郡市形原町で
きょう進水する三代目「辰巳丸」と壁谷さん親子=蒲郡市形原町で

 蒲郡漁協形原支所に所属して観光客向けの底引き網漁「まんが漁」を行っている壁谷辰己さん(63)が、三代目となる漁船「辰巳丸」(全長18・5㍍、8・5㌧)を新造した。客室を設けて雨対策もできるようにし、「多くの人たちに船上で交流できれば」と壁谷さんは話している。大学4年生の長男・太耀(たいよう)さん(22)も漁師を目指しており、親子二代での活動を狙う。きょう19日に蒲郡市形原町の形原魚市場で進水行事を行う。
 壁谷さんは信用金庫を退職して奥さんが営む飲食業の手伝いをした後、13年前に父が行っていた漁業を継いだ。多くの人たちに漁体験や船内で海産物を味わう楽しさをと、10年前に観光まんが漁を始めた。個人で行っているのは唯一という。
 約5400万円かけて西尾市の造船会社で建造。二代目の船よりも大きく、定員を8人増やしたほか、屋根付きの客室を設けた。漁は雨でも可能で乗船客が濡れずに待つこともできるようにした。
 漁は主に三河湾内で行い、「まんが」と呼ばれる漁具を水深20㍍前後の海底に入れてトローリングを行う。春からトリガイ、シャコ、ワタリガニ(ガザミ)、カレイ、クルマエビなどが獲れるという。
 壁谷さんは「三河や名古屋など多くの人たちに人気を集めてきた。二代目の船と一緒に活動できればバス旅行にも対応できる」と話している。
 太耀さんは卒業後に漁業を始めるといい、「まず父から学んで漁師になって親子二代で観光まんが漁をしていきたい」と意気込みを語っている。
 進水行事は午前8時から神事、同30分に遥拝出港を行う。9時半からは餅投げがある。
(安藤聡)

 蒲郡漁協形原支所に所属して観光客向けの底引き網漁「まんが漁」を行っている壁谷辰己さん(63)が、三代目となる漁船「辰巳丸」(全長18・5㍍、8・5㌧)を新造した。客室を設けて雨対策もできるようにし、「多くの人たちに船上で交流できれば」と壁谷さんは話している。大学4年生の長男・太耀(たいよう)さん(22)も漁師を目指しており、親子二代での活動を狙う。きょう19日に蒲郡市形原町の形原魚市場で進水行事を行う。
 壁谷さんは信用金庫を退職して奥さんが営む飲食業の手伝いをした後、13年前に父が行っていた漁業を継いだ。多くの人たちに漁体験や船内で海産物を味わう楽しさをと、10年前に観光まんが漁を始めた。個人で行っているのは唯一という。
 約5400万円かけて西尾市の造船会社で建造。二代目の船よりも大きく、定員を8人増やしたほか、屋根付きの客室を設けた。漁は雨でも可能で乗船客が濡れずに待つこともできるようにした。
 漁は主に三河湾内で行い、「まんが」と呼ばれる漁具を水深20㍍前後の海底に入れてトローリングを行う。春からトリガイ、シャコ、ワタリガニ(ガザミ)、カレイ、クルマエビなどが獲れるという。
 壁谷さんは「三河や名古屋など多くの人たちに人気を集めてきた。二代目の船と一緒に活動できればバス旅行にも対応できる」と話している。
 太耀さんは卒業後に漁業を始めるといい、「まず父から学んで漁師になって親子二代で観光まんが漁をしていきたい」と意気込みを語っている。
 進水行事は午前8時から神事、同30分に遥拝出港を行う。9時半からは餅投げがある。
(安藤聡)

きょう進水する三代目「辰巳丸」と壁谷さん親子=蒲郡市形原町で
きょう進水する三代目「辰巳丸」と壁谷さん親子=蒲郡市形原町で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR