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真夏のゾクッと小噺①

カテゴリー:特集

8つの人魂が一列に並んで出現したとされる松原用水
8つの人魂が一列に並んで出現したとされる松原用水

松原用水の人魂

 ドロドロドロドロ…。キャー!出たー! 今年も暑い夏がやってきた。夏といえば、背筋がゾクッとする怪談だ。今年も東三河に伝わる不気味な民話や逸話、心霊スポットを随時紹介していく。
 豊川市豊津町から豊橋市大村町につながる松原用水。永禄10(1567)年、吉田城主の酒井忠次が現在の豊川市橋尾町付近の豊川(とよがわ)で堰(せき)を築いたのが始まりとされ、今も地元住民の貴重な農業用水として重宝される。市小中学校社会科研究サークル発行の「とよかわのむかしばなし」によると、ここで人魂が出たという言い伝えがある。
 麻生田、牧野町などで堀が造られた時の話。水の流れを止める堰も完成し、いざ水を流そうとした直前、大雨が降って堰が壊れてしまった。村人は堰を造るも、また雨が降っては流され、それを繰り返すうちに3年が経った。
 困った村人らは苦渋の決断を下す。川下の8つの村の世話人が、1人ずつ人柱となって堰を守るという。堰に8つの穴が掘られ、白装束姿の8人は鐘と槌(つち)を手に穴の中へ。しばらく聞こえていた鐘の音は、やがて聞こえなくなった。
 せき止められた水は隣の水門に流れ始め、村人たちは大喜び。すっかり日が暮れると、不思議なことが起きた。水の上に8つの人魂が現れ、一列に並んで下流へ…。流れが現在の豊橋市大村町の田んぼに入るあたりで、人魂はふっと消えた。
 村人の生活を守るため、自らの命を捧(ささ)げた8人を悼んで建てられたのが、大村町にある八所神社とされる。松原用水は、地元住民の深い絆を象徴している。
(取材班)

松原用水の人魂

 ドロドロドロドロ…。キャー!出たー! 今年も暑い夏がやってきた。夏といえば、背筋がゾクッとする怪談だ。今年も東三河に伝わる不気味な民話や逸話、心霊スポットを随時紹介していく。
 豊川市豊津町から豊橋市大村町につながる松原用水。永禄10(1567)年、吉田城主の酒井忠次が現在の豊川市橋尾町付近の豊川(とよがわ)で堰(せき)を築いたのが始まりとされ、今も地元住民の貴重な農業用水として重宝される。市小中学校社会科研究サークル発行の「とよかわのむかしばなし」によると、ここで人魂が出たという言い伝えがある。
 麻生田、牧野町などで堀が造られた時の話。水の流れを止める堰も完成し、いざ水を流そうとした直前、大雨が降って堰が壊れてしまった。村人は堰を造るも、また雨が降っては流され、それを繰り返すうちに3年が経った。
 困った村人らは苦渋の決断を下す。川下の8つの村の世話人が、1人ずつ人柱となって堰を守るという。堰に8つの穴が掘られ、白装束姿の8人は鐘と槌(つち)を手に穴の中へ。しばらく聞こえていた鐘の音は、やがて聞こえなくなった。
 せき止められた水は隣の水門に流れ始め、村人たちは大喜び。すっかり日が暮れると、不思議なことが起きた。水の上に8つの人魂が現れ、一列に並んで下流へ…。流れが現在の豊橋市大村町の田んぼに入るあたりで、人魂はふっと消えた。
 村人の生活を守るため、自らの命を捧(ささ)げた8人を悼んで建てられたのが、大村町にある八所神社とされる。松原用水は、地元住民の深い絆を象徴している。
(取材班)

8つの人魂が一列に並んで出現したとされる松原用水
8つの人魂が一列に並んで出現したとされる松原用水

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