高校元英語教諭大西さんが鳳来中部小で特別授業

　県立新城東高校などで英語教諭を務めた大西裕さん（78）＝新城市鰹淵＝が13日、同市立鳳来中部小学校を訪れ、５、６年生に英語の特別授業を行った。大西さんは「英単語の正しい発音を知れば、聞き取れるようになるし、書けるようになる」とアドバイスした。
　大西さんは県立本郷、新城、新城東高校で英語教諭を務め、岡崎東高校教頭を最後に退職した。硬式野球部の監督や部長を務めており、今回は新城東高校時代の教え子で同小学校の小幡恒之校長の要請を受けて児童たち向けに教べんを振るった。
　英語には日本語にない音があることを紹介。「エル（Ｌ）は舌の先を上の歯の裏につけて発音するんだ」「ＴＨの音は舌先を上下の歯ではさむ」と手でジェスチャーを加えながら解説した。
　また「アドバイス」や「ギター」などいわゆるカタカナ表記される単語と英単語では発音だけでなくアクセントも違うことも説明した。
　大西さんは「英語だけでなく母語である日本語もしっかり勉強することも大事。多くの本を読むと発信力が備わります」と説いた。
（安藤聡）