「豊橋みなとフェスティバル」にぎわう

　「海の日」の17日、恒例の「豊橋みなとフェスティバル」（実行委員会主催）が三河港神野地区のポートインフォメーションセンター「カモメリア」（豊橋市神野ふ頭町）一帯で開催された。港クルーズ、巡視艇「あゆづき」の一般公開など多彩なイベントを通じ、家族連れらが同港への理解を深めた。
　２０１６（平成28）年の貿易額港別順位によると、三河港は輸出入額が３兆２８９億円で全国９位。特に自動車輸入は、金額、台数とも24年連続日本一となっている。
　遊覧船「たつみ丸」に母親と乗船し、船上から港の様子を見た小学３年生の男の子（岡崎市）は「運搬船やコンテナのガントリークレーンが見られ、今年は新幹線車両もあった」と大喜び。母親も「毎年、港にある工場を見学するバスツアー、船の公開などがあって気に入っています」と話した。
　今年は、海上保安庁の巡視艇「あゆづき」が公開されたほか、放水訓練を披露。沿岸火災などにあたっている巡視艇で、集まった人たちが放水の様子にカメラを向けた。大村秀章知事や佐原光一同市長、神野吾郎豊橋商工会議所会頭らも見学していた。
　カモメリア近くではステージが設けられ、地元の海洋少年団が手旗を見せ、グループ「大崎しおかぜ太鼓」が和太鼓を演奏するなど、さまざまな催しがあった。
　会場では、豊橋みなとライオンズクラブ（伊藤浩一会長）と愛知菜の花ライオンズクラブ（渡邉麻理会長）が合同で来場者に４００㍉㍑献血の協力を呼び掛けた。両会長は「多くの人が受付に来てくれています」と感謝していた。
（中村晋也）

　豊橋みなとフェスティバルでは、第３８代ミスみなとの港の女王・新田有紀さん、船の女王・伊藤実峰さん、海の女王・佐野友希さんの３女王も活躍した。
　トークショーでは、休日の過ごし方や好きな男性のタイプを語り、今後の抱負では、新田さんは「この３人が３８代のミスで良かったと言われるような活動をしたい」、伊藤さんは「ラスト１０代の１年を１つ１つ大切にしていきたい」、佐野さんは「皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせるよう頑張りたい」と話した。
　このほか、オープニングでは、さわやかな笑顔を披露したほか、会場では来場者と触れ合い、気さくに記念撮影に応じた。
（竹下貴信）