高校生が現場で学ぶボランティア

　豊橋市在住の高校生が夏休み期間に、福祉施設に泊まりながら体験実習する「高校生ワークキャンプ」が25日、同市高師町の豊橋市福祉事業会で始まった。26日まで。
　市社協が行う「青少年等ボランティア福祉体験学習事業」の一環。学生が一泊二日で施設の仕事を学び、利用者の介助や交流を通して、福祉業務への理解を深める試み。今年は桜丘３年の本多基准さん、豊橋南２年の佐藤友香さんが参加、障害者支援施設「豊橋ちぎり寮」で宿泊しながら職員の補助や利用者援助などに汗を流した。
　初日午前は事業会内の各福祉施設を見学後、ちぎり寮で昼食の配膳や職員の補助を、午後からは書道クラブに参加し、利用者と積極的に交流を深めた。
　「高校最後の夏休みをボランティアに使おうと参加した。今回の体験を進路を考える際の参考にしたい」と本多さん。佐藤さんも「いろいろな事に挑戦しようと参加した。それぞれの施設の利用者が明るく過ごしていることを知った」と話した。26日には利用者の散歩介助や軽作業体験などを予定しているという。
（田中博子）