武蔵精密スポンサーチームが鈴鹿8耐優勝誓う

　オートバイレースの真夏の祭典「鈴鹿８時間耐久ロードレース」（７月30日）に、豊橋市の４輪・２輪車の部品メーカー武蔵精密工業がスポンサーを務めるレーシングチーム「ムサシＲＴハルクプロ　ホンダ」が今年も出場することになり、26日、本田重樹監督とライダーが同社の社員らと共に市役所を訪れ、金田英樹副市長に優勝を誓った。
　訪問したのは監督のほか、ライダーが８耐で３度の優勝を果たしている高橋巧選手（27）と、Ｍｏｔｏ２クラスで世界を転戦し、３度のトップ３入りをしている中上貴晶選手（25）。
　チームは過去に優勝を成し遂げているものの、昨年、一昨年は振るわず、新マシンを投入。本田監督は「昨年暮れからテストを繰り返し、感触はいい。チームが一致団結し、ライダーが最高のパフォーマンスを発揮できるよう最大限努力し、喜んでもらえる結果を出したい」と決意を示した。
　今季の全日本ロードレース選手権で２勝を挙げた高橋選手は「いい流れで自信はある。海外からも注目されているレースで、優勝して結果を出し、アピールできれば」と意気込んだ。中上選手も「優勝できるような走りを見せたい。レジェンドライダーが８耐で結果を出したあと、世界チャンピオンになっているので自分も結果を出したい」と意欲を見せた。
　２人のほか、オーストラリアのジャック・ミラー選手（22）もライダーで３人が交代で乗る。
　豊橋市はチームを応援し、バックアップ。市民の応援ツアーも実施している。金田副市長は「ぜひ優勝の報告をいただけたら」と期待を込めて話した。
（中村晋也）