豊橋青少年オーケストラキャンプ

　東三河の中・高校生たちが一流の音楽家から集中レッスンを受ける豊橋青少年オーケストラキャンプが27日、豊橋市のライフポートとよはしであり、参加した２１５人が演奏技術の向上に励んだ。集大成として、29日午後２時から「マエストロと夢見る若者たちのコンサートＶｏｌ．８」が同所で開かれる。
　キャンプは、世界で活躍するプロから技術や音楽に対する情熱を学ぶことを目的に、同市内の教員や豊橋日独協会らでつくる実行委員会が２０１０(平成22)年度から実施している。
　キャンプは26日から３日間の日程で開催。講師には、ドイツのブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルトの主席客演指揮者の浮ケ谷孝夫さんや楽団メンバー、ベルリンコンツェルトハウス管弦楽団メンバーら16人を迎え、パート練習やソロレッスンなどをこなす。
　27日午後には合奏演奏が行われ、浮ケ谷さんから「最後の音にアクセントを」「締まりのある音で」など細かく指導を受け、生徒たちは上達のため懸命に手を動かした。
　今回のコンサートには、同キャンプに12年から毎年参加している豊川市出身の東京藝術大学音楽学部附属音楽学校３年辻田薫りさん(17)が、バイオリンのソリストとして出演する。辻田さんは「オケと弾ける貴重な機会。同じ世代の人たちと若々しく楽しい演奏をしたい」と話している。
　チケットは大人１０００円、高校生以下５００円。当日券も午後１時から販売する。
(飯塚雪)