海の美化運動で大臣表彰

田原の泉小学校

　国土交通省が海洋環境保全の普及・啓発などを目的とする「海をきれいにするための一般協力者の奉仕活動表彰」で、田原市立泉小学校が今年度の国土交通大臣表彰を受賞した。
　１９９４（平成６）年から毎年６月頃、全校児童が参加する学校行事として保護者、職員らが一緒に地元校区にある三河湾に面した江比間海岸の約２万５０００平方㍍で清掃活動を継続的に行い、長年にわたり地域の環境美化に貢献した功績がたたえられた。
　清掃活動は、縦割りの全12班で分かれて約１時間程度実施。目立つのはビンやペットボトル、プラスチック類で、毎年、トラック１台分集まるという。
　１日には、同校の山本忠史校長と代表児童として児童会役員の皿井りんさん（６年）、前田優樹君（同）の２人が、表彰状と盾を手に同市役所を訪問。山政良市長と花井隆教育長に受賞を報告した。　
　山本校長は「長年の活動が認められ、感慨深く思います」と話し、皿井さんと前田君は「海に行ってもごみを拾うようになった。海岸清掃をこれからも続けていってほしい」などと毎年参加してきた海岸清掃を振り返った。
（千葉敬也）