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櫻井よしこさん迎え蒲郡信金経済講演会

 蒲郡信用金庫(竹田知史理事長)はプレ70周年企画として3日、ジャーナリスト・櫻井よしこさんによる経済講演会を、穂の国とよはし芸術劇場で開いた。ちょうど第3次安部改造内閣発足と重なるタイミング。「変革を迫られる日本」と演題を掲げた櫻井さんは満席の880人を前に、米国の影響力低下と中国の世界戦略に注意を払うよう促し、憲法9条改正の必要性を強調。安倍政権に対し「強いリーダーシップをとってほしい」とエールを送った。
 「強かったアメリカはもう輝いていない。支離滅裂、迷路に入ってしまった」と指摘する櫻井さん。世界戦略と(弱きを助ける)価値観がない“自国第一主義”のトランプ政権で、一番困るのは日本だとも…。替わって“盟主”を目指し、自国起点の巨大経済圏「新シルクロード」に取り組む中国が、海外軍事拠点も着々築いていることに、櫻井さんは警戒感をあらわにした。「あっぱれな世界戦略。100年先を見ている。中国にとって日本は昔から属国にすぎない。いい“カモ”になってしまう」と。
 かつて中国のような共産主義に対抗するため、米国がつくったNATO(北太平洋条約機構)を、トランプ大統領は守るどころか「ろくでもない、時代遅れ」などとけなしていることも紹介し、櫻井さんは「もうアメリカは日本を守ってくれない」と論破。「自国を自国軍隊が守るという当然のことが、日本では憲法9条のためできない状況。無力です」と憂えた。「安倍政権は70年間変えられなかった憲法改正を、初めて行おうとしている。もっと強くなってほしい」と続け、最後に「みなさん、一緒に憲法改正を進めましょう」と呼び掛け、大きな拍手を受けていた。
(藤田彰彦)

 蒲郡信用金庫(竹田知史理事長)はプレ70周年企画として3日、ジャーナリスト・櫻井よしこさんによる経済講演会を、穂の国とよはし芸術劇場で開いた。ちょうど第3次安部改造内閣発足と重なるタイミング。「変革を迫られる日本」と演題を掲げた櫻井さんは満席の880人を前に、米国の影響力低下と中国の世界戦略に注意を払うよう促し、憲法9条改正の必要性を強調。安倍政権に対し「強いリーダーシップをとってほしい」とエールを送った。
 「強かったアメリカはもう輝いていない。支離滅裂、迷路に入ってしまった」と指摘する櫻井さん。世界戦略と(弱きを助ける)価値観がない“自国第一主義”のトランプ政権で、一番困るのは日本だとも…。替わって“盟主”を目指し、自国起点の巨大経済圏「新シルクロード」に取り組む中国が、海外軍事拠点も着々築いていることに、櫻井さんは警戒感をあらわにした。「あっぱれな世界戦略。100年先を見ている。中国にとって日本は昔から属国にすぎない。いい“カモ”になってしまう」と。
 かつて中国のような共産主義に対抗するため、米国がつくったNATO(北太平洋条約機構)を、トランプ大統領は守るどころか「ろくでもない、時代遅れ」などとけなしていることも紹介し、櫻井さんは「もうアメリカは日本を守ってくれない」と論破。「自国を自国軍隊が守るという当然のことが、日本では憲法9条のためできない状況。無力です」と憂えた。「安倍政権は70年間変えられなかった憲法改正を、初めて行おうとしている。もっと強くなってほしい」と続け、最後に「みなさん、一緒に憲法改正を進めましょう」と呼び掛け、大きな拍手を受けていた。
(藤田彰彦)

カテゴリー:社会・経済

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