文字の大きさ

名大生ら田原で低炭素モデルハウス視察

低炭素モデルハウス内を見学する学生たち=田原市大久保町で
低炭素モデルハウス内を見学する学生たち=田原市大久保町で

 名古屋大学農学部資源生物科学科3年生と、同大学が学術的協定を結ぶタイ・カセサート大学、カンボジア・カンボジア王立農業大学の留学生ら17人が、田原市大久保町にある施設園芸の栽培実証実験施設「低炭素モデルハウス」を視察し、先端的農業研究の一端を学んだ。
 同施設は太陽光パネルによる発電装置を備えるほか、外壁複層化による高断熱仕様、ヒートポンプによる二酸化炭素削減、LED照明による省電力化などの技術や機器を導入。自然環境に配慮した仕様の条件でキクを栽培し、定植から開花までの育成過程の変動やモデルハウスの有効性などに関する検証をしている。
 今年で10年目という視察は2日に行われ、3大学の学生たちが短期的相互留学を行う学生交換プログラム海外実地研修の一環。名大生と留学生は国内の先進的園芸研究を学ぶため、県内の関係施設や農業現場を視察したり、研究室実習を通じて専門分野について理解を深めたりして、成果を発表するという。
 視察では、現場担当者が施設の目的や機能、働きなどを説明し、留学生1人に対し、名大生1人が通訳。ハウスのほか、地元企業が手掛ける育苗棟を見学し、学生たちは熱心にノートにメモを取った。
 視察を終えて、名大生の山田真子さんは「環境を考えた農業が将来的には大切だと感じた」と話した。
(千葉敬也)

 名古屋大学農学部資源生物科学科3年生と、同大学が学術的協定を結ぶタイ・カセサート大学、カンボジア・カンボジア王立農業大学の留学生ら17人が、田原市大久保町にある施設園芸の栽培実証実験施設「低炭素モデルハウス」を視察し、先端的農業研究の一端を学んだ。
 同施設は太陽光パネルによる発電装置を備えるほか、外壁複層化による高断熱仕様、ヒートポンプによる二酸化炭素削減、LED照明による省電力化などの技術や機器を導入。自然環境に配慮した仕様の条件でキクを栽培し、定植から開花までの育成過程の変動やモデルハウスの有効性などに関する検証をしている。
 今年で10年目という視察は2日に行われ、3大学の学生たちが短期的相互留学を行う学生交換プログラム海外実地研修の一環。名大生と留学生は国内の先進的園芸研究を学ぶため、県内の関係施設や農業現場を視察したり、研究室実習を通じて専門分野について理解を深めたりして、成果を発表するという。
 視察では、現場担当者が施設の目的や機能、働きなどを説明し、留学生1人に対し、名大生1人が通訳。ハウスのほか、地元企業が手掛ける育苗棟を見学し、学生たちは熱心にノートにメモを取った。
 視察を終えて、名大生の山田真子さんは「環境を考えた農業が将来的には大切だと感じた」と話した。
(千葉敬也)

低炭素モデルハウス内を見学する学生たち=田原市大久保町で
低炭素モデルハウス内を見学する学生たち=田原市大久保町で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

 PR

PR