文字の大きさ

冬に初出荷へ 蒲郡・三谷水産高の養殖アワビ

飼育しているエゾアワビを確認する八ヶ代さん=蒲郡市三谷町で
飼育しているエゾアワビを確認する八ヶ代さん=蒲郡市三谷町で

 県立三谷水産高校(蒲郡市三谷町、丸﨑敏夫校長)は今年度、アワビの陸上養殖事業を本格的に行っている。冬には来年の正月おせち料理用の食材として北陸地方に向けてエゾアワビ500個の出荷を目指しており、増殖部生徒たちが飼育管理に努めている。
 陸上養殖は同校南側に隣接する旧市民プール管理棟を会場にこれまで3年間実施。施設では海水を使わずに塩分3・5%の人工海水をつくりだして循環させる設備を使って研究し、アワビが好むエサはワカメなど海藻類と突き止めた。
 取り組みを知った卸業の「日本活魚」(東京都)が飼育したエゾアワビの販売を手がけようと同校に要請。今回初めてエゾアワビを石川県の業者に販売することにしている。エゾアワビは今年4月20日に岩手県大船渡市の魚介類養殖業者から仕入れて飼育をしている。
 今月1日には日本活魚名古屋支店の営業主任・八ヶ代光祐さんが飼育現場を訪れ、身の厚さや殻の大きさなどをチェックした。
 「(エゾアワビは)吸い付く力もあり、とても元気であることを確認できた。国産アワビは需要もあるため、付加価値を付けていきたい」と八ヶ代さん。今月中にも購入を希望している業者にサンプルを持って行くという。
 エゾアワビは仕入れ当時から4㍉程度大きくなっており、順調に育つ。増殖部の三浦光貴さん(2年)は「動きが良くなっている。水質管理をしっかり行って出荷できるようにしていきたい」と語った。
(安藤聡)

 県立三谷水産高校(蒲郡市三谷町、丸﨑敏夫校長)は今年度、アワビの陸上養殖事業を本格的に行っている。冬には来年の正月おせち料理用の食材として北陸地方に向けてエゾアワビ500個の出荷を目指しており、増殖部生徒たちが飼育管理に努めている。
 陸上養殖は同校南側に隣接する旧市民プール管理棟を会場にこれまで3年間実施。施設では海水を使わずに塩分3・5%の人工海水をつくりだして循環させる設備を使って研究し、アワビが好むエサはワカメなど海藻類と突き止めた。
 取り組みを知った卸業の「日本活魚」(東京都)が飼育したエゾアワビの販売を手がけようと同校に要請。今回初めてエゾアワビを石川県の業者に販売することにしている。エゾアワビは今年4月20日に岩手県大船渡市の魚介類養殖業者から仕入れて飼育をしている。
 今月1日には日本活魚名古屋支店の営業主任・八ヶ代光祐さんが飼育現場を訪れ、身の厚さや殻の大きさなどをチェックした。
 「(エゾアワビは)吸い付く力もあり、とても元気であることを確認できた。国産アワビは需要もあるため、付加価値を付けていきたい」と八ヶ代さん。今月中にも購入を希望している業者にサンプルを持って行くという。
 エゾアワビは仕入れ当時から4㍉程度大きくなっており、順調に育つ。増殖部の三浦光貴さん(2年)は「動きが良くなっている。水質管理をしっかり行って出荷できるようにしていきたい」と語った。
(安藤聡)

飼育しているエゾアワビを確認する八ヶ代さん=蒲郡市三谷町で
飼育しているエゾアワビを確認する八ヶ代さん=蒲郡市三谷町で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

 PR

PR