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豊橋の船井さんが被災地の小学校で下駄箱復活

石巻市釜小学校で行われた下駄箱のリフレッシュ作業(船井さん提供)
石巻市釜小学校で行われた下駄箱のリフレッシュ作業(船井さん提供)

 東日本大震災の被災地で生まれた「ど根性ひまわり」を東三河地方に普及させている豊橋市の会社員・船井雅明さん(59)が、津波で多くの児童が犠牲となった宮城県石巻市の釜小学校で、下駄(げた)箱を復活させた。地元の建設会社や高校の協力を得て、被災地の子どもたちとの“共生”を実現させた。
 船井さんは震災から5年の昨年3月11日、ど根性ひまわりを普及させるNPO団体の紹介で釜小学校を訪れた。大津波で児童25人が亡くなった同小では、廊下や階段のタイルの張り替えが行われており、まだ復興の最中だった。そして2年生と5年生の玄関で、ボロボロになった木製の下駄箱が目に入った。築40年の下駄箱は津波にのまれ、さらに劣化が進んでいた。
 「学校の一日の始まりが傷だらけの下駄箱ではいけないだろう」。そう思った船井さんは親交のある菅沼建築(新城市)の専務・菅沼聡さんに相談すると、賛同した菅沼さんが道具を準備。今年5月に船井さんがPTA会長を務める豊丘高校の職員用の下駄箱を使って“予行演習”も行い、今月1日から3日間、釜小学校を訪れた。
 船井さんの同僚や浜松市の企業社員らも参加し、8人で行った作業では工具で木の表面を削り、濡れた雑巾で汚れを拭き取り、乾かした後、人体に影響のない透明の自然塗料を塗った。一列で62足分の靴を収納できる下駄箱を6列、合計372足分をリフレッシュした。
 夏休み中の子どもたちには知らせず、学校側も9月の始業日に知らせるサプライズ企画。船井さんは「おじさんたちの思いが通じれば。子どもたちが笑顔で新学期を迎えてほしい」と願う。
 これまでは被災地で生まれたヒマワリの種を東三河の学校や保育園に広げ、間接的な支援にとどまっていた。「遠く離れていても、私は被災地の人たちと共に生きたい」。そんな船井さんの強い思いが地元の企業や学校も巻き込み、東北に元気を与えた。
(由本裕貴)

 東日本大震災の被災地で生まれた「ど根性ひまわり」を東三河地方に普及させている豊橋市の会社員・船井雅明さん(59)が、津波で多くの児童が犠牲となった宮城県石巻市の釜小学校で、下駄(げた)箱を復活させた。地元の建設会社や高校の協力を得て、被災地の子どもたちとの“共生”を実現させた。
 船井さんは震災から5年の昨年3月11日、ど根性ひまわりを普及させるNPO団体の紹介で釜小学校を訪れた。大津波で児童25人が亡くなった同小では、廊下や階段のタイルの張り替えが行われており、まだ復興の最中だった。そして2年生と5年生の玄関で、ボロボロになった木製の下駄箱が目に入った。築40年の下駄箱は津波にのまれ、さらに劣化が進んでいた。
 「学校の一日の始まりが傷だらけの下駄箱ではいけないだろう」。そう思った船井さんは親交のある菅沼建築(新城市)の専務・菅沼聡さんに相談すると、賛同した菅沼さんが道具を準備。今年5月に船井さんがPTA会長を務める豊丘高校の職員用の下駄箱を使って“予行演習”も行い、今月1日から3日間、釜小学校を訪れた。
 船井さんの同僚や浜松市の企業社員らも参加し、8人で行った作業では工具で木の表面を削り、濡れた雑巾で汚れを拭き取り、乾かした後、人体に影響のない透明の自然塗料を塗った。一列で62足分の靴を収納できる下駄箱を6列、合計372足分をリフレッシュした。
 夏休み中の子どもたちには知らせず、学校側も9月の始業日に知らせるサプライズ企画。船井さんは「おじさんたちの思いが通じれば。子どもたちが笑顔で新学期を迎えてほしい」と願う。
 これまでは被災地で生まれたヒマワリの種を東三河の学校や保育園に広げ、間接的な支援にとどまっていた。「遠く離れていても、私は被災地の人たちと共に生きたい」。そんな船井さんの強い思いが地元の企業や学校も巻き込み、東北に元気を与えた。
(由本裕貴)

石巻市釜小学校で行われた下駄箱のリフレッシュ作業(船井さん提供)
石巻市釜小学校で行われた下駄箱のリフレッシュ作業(船井さん提供)

カテゴリー:社会・経済

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