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本社で近況語る松井画伯

近況を語る松井さん=東愛知新聞社で
近況を語る松井さん=東愛知新聞社で

 豊橋市出身で現代フランス画壇を代表する洋画家・松井守男さんが、近況報告のため東愛知新聞社を訪れた。
 現在、東京・港区のみなとパーク芝浦で15日まで開催中の「平和展~見て、聴いて、学ぶ、へいわ」の特別企画展示「平和絵画展」で、原爆投下を題材にした10㍍級の油彩画作品「レクイエム・ヒロシマ」「ノーモア・ナガサキ」を公開し、注目されている松井さん。
 「レクイエム・ヒロシマ」は、レジオン・ドヌール勲章を受けた2003年から描き始め、今年4月に完成させた大作。鎮魂の思いを胸に、黒い雨で覆った作品で、兼ねてから親交のある女優・吉永小百合さんが作品に描かれていることで話題にもなった1作だ。「ノーモア・ナガサキ」は昇華の想いを込めて描き上げた1枚で、犠牲者の魂を光に変えて描くことで、平和を願う神聖な作品に仕上げている。
 「今までやって来たことが、フランスだけではなく日本でも理解してくれたことが嬉しい」と松井さん。「レクイエム・ヒロシマ」は、東京・国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で9月19日に開かれる「千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」会場にも展示されるという。「自分は芸術家。戦争への思いは絵で残したい。自分の恩師であるピカソがゲルニカを描いたように、自分がこの作品を手掛けることが、ピカソと日本に対するご恩返しだと思う」と松井さんは話す。
 来年3月までが自身の渡仏50周年の記念イヤー。今後は長崎で周年イベントなどこなし、新たなテーマである「豊川海軍工廠」の制作に取りかかるほか、「豊橋発、世界に羽ばたく芸術家の育成」にも力を入れたいとしている。精力的な活動が取り上げられ、今秋以降、「世界ナゼそこに?日本人」などのテレビ番組で紹介されることも決まっているという。
(田中博子)

 豊橋市出身で現代フランス画壇を代表する洋画家・松井守男さんが、近況報告のため東愛知新聞社を訪れた。
 現在、東京・港区のみなとパーク芝浦で15日まで開催中の「平和展~見て、聴いて、学ぶ、へいわ」の特別企画展示「平和絵画展」で、原爆投下を題材にした10㍍級の油彩画作品「レクイエム・ヒロシマ」「ノーモア・ナガサキ」を公開し、注目されている松井さん。
 「レクイエム・ヒロシマ」は、レジオン・ドヌール勲章を受けた2003年から描き始め、今年4月に完成させた大作。鎮魂の思いを胸に、黒い雨で覆った作品で、兼ねてから親交のある女優・吉永小百合さんが作品に描かれていることで話題にもなった1作だ。「ノーモア・ナガサキ」は昇華の想いを込めて描き上げた1枚で、犠牲者の魂を光に変えて描くことで、平和を願う神聖な作品に仕上げている。
 「今までやって来たことが、フランスだけではなく日本でも理解してくれたことが嬉しい」と松井さん。「レクイエム・ヒロシマ」は、東京・国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で9月19日に開かれる「千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」会場にも展示されるという。「自分は芸術家。戦争への思いは絵で残したい。自分の恩師であるピカソがゲルニカを描いたように、自分がこの作品を手掛けることが、ピカソと日本に対するご恩返しだと思う」と松井さんは話す。
 来年3月までが自身の渡仏50周年の記念イヤー。今後は長崎で周年イベントなどこなし、新たなテーマである「豊川海軍工廠」の制作に取りかかるほか、「豊橋発、世界に羽ばたく芸術家の育成」にも力を入れたいとしている。精力的な活動が取り上げられ、今秋以降、「世界ナゼそこに?日本人」などのテレビ番組で紹介されることも決まっているという。
(田中博子)

近況を語る松井さん=東愛知新聞社で
近況を語る松井さん=東愛知新聞社で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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