豊橋で「障害福祉サービス事業所フェア」

　豊橋市内の通所系障害福祉サービス事業所が一堂に会し、事業内容などを紹介する「障害福祉サービス事業所フェア」が11日、豊橋市中野町のほいっぷ講堂で開かれた。地元の特別支援学校、特別支援学級に通う生徒本人や保護者、支援学校などの教員ら３００人を超す来場者でにぎわった。
　豊橋市障害者自立支援協議会主催、とよはし総合相談支援センターほっとぴあの共催。支援学校生らの卒業後の進路を考える一助などにしてもらおうと、夏休みにあわせて開いている。この日は、一般就労を目指す「就労移行支援」から「就労継続支援Ａ型」「同Ｂ型」、レクリエーションや創作活動などの日中活動に力を入れる「生活介護」、複数のサービスを持つ事業所まで、活動内容が分かれる市内約40の事業所が参加した。
　来場者は各ブースを順に訪れ、担当職員と面談。事業所の活動内容や送迎、工賃など具体的に質問を投げかけていた。別室では４つのミニ講座も展開。「福祉サービスについて」「計画相談について」「年金について」「働くために必要なこと」と題して専門家が説明。特に「年金について」には障害年金の受け取りについて知りたい人が多く、会場は定員を大幅にオーバー。急きょ、同じ講座をもう一度開くほどの人気ぶりだった。
　今後もフェアは継続して開催される予定。
（田中博子）