児童が被災地に送る次郎柿収穫
東日本大震災の被災地へ贈る応援メッセージ付きの次郎柿の収穫が25日、豊橋市立玉川、西郷両小学校の各畑であった。「東北がんばれ」「笑顔で食べてね」などと書かれた柿に児童らが1つずつ丁寧にはさみを入れていった。
同市石巻地区特産の次郎柿で、同じ「石巻」つながりで宮城県石巻市の人を支援しようと、地元柿農家らが企画した「復興お絵柿プロジェクト」。
通常、品質向上や収穫時期の調整を目的にかけられる袋に、市内6つの小・中学校の児童生徒や、市民らに励ましのメッセージと絵を書いてもらった。被災者にメッセージで元気になってもらうと共に、おいしい柿も楽しんでほしいと行っている。
今年で4年目を迎えた復興支援は、現地の人々がメッセージの袋を保管したり、感謝の手紙を送ってくるなど、毎年楽しみにしてるという。
西郷小学校では3年生児童22人が全校生徒分の112個の柿を収穫。
今川結衣さん(9)は「地震で家族を失い一人で暮らす人に、柿を食べて楽しい気持ちになってほしい」、山本雫鈴さん(9)は「家が流された人に早く自分ちができますように」などと願った。
同プロジェクト代表の鈴木義弘さん(45)は「時間が経過し記憶が薄れていく中、被災地から遠い我々は覚えていることを知っていてほしい。細く長い支援を続けていきたい」と話している。
被災地には両校で収穫した柿計約400個を合わせた柿1500個を贈り、27日には鈴木さんらが仮設住宅を訪問する。
(飯塚雪)
東日本大震災の被災地へ贈る応援メッセージ付きの次郎柿の収穫が25日、豊橋市立玉川、西郷両小学校の各畑であった。「東北がんばれ」「笑顔で食べてね」などと書かれた柿に児童らが1つずつ丁寧にはさみを入れていった。
同市石巻地区特産の次郎柿で、同じ「石巻」つながりで宮城県石巻市の人を支援しようと、地元柿農家らが企画した「復興お絵柿プロジェクト」。
通常、品質向上や収穫時期の調整を目的にかけられる袋に、市内6つの小・中学校の児童生徒や、市民らに励ましのメッセージと絵を書いてもらった。被災者にメッセージで元気になってもらうと共に、おいしい柿も楽しんでほしいと行っている。
今年で4年目を迎えた復興支援は、現地の人々がメッセージの袋を保管したり、感謝の手紙を送ってくるなど、毎年楽しみにしてるという。
西郷小学校では3年生児童22人が全校生徒分の112個の柿を収穫。
今川結衣さん(9)は「地震で家族を失い一人で暮らす人に、柿を食べて楽しい気持ちになってほしい」、山本雫鈴さん(9)は「家が流された人に早く自分ちができますように」などと願った。
同プロジェクト代表の鈴木義弘さん(45)は「時間が経過し記憶が薄れていく中、被災地から遠い我々は覚えていることを知っていてほしい。細く長い支援を続けていきたい」と話している。
被災地には両校で収穫した柿計約400個を合わせた柿1500個を贈り、27日には鈴木さんらが仮設住宅を訪問する。
(飯塚雪)