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10月にＭＥＧＡドン・キホーテ豊橋店オープン

　豊橋市藤沢町の総合スーパー「イトーヨーカドー豊橋店」跡地に総合ディスカウントストア「ＭＥＧＡドン・キホーテ豊橋店」が10月、開店する。大型店の出店で、地元住民と店側は意見交換の場を持ち、オープンに備えている。
　「ＭＥＧＡドン・キホーテ」は、ドン・キホーテグループの総力を結集し「豊富な品ぞろえ」と「驚きの安さ」をコンセプトに開発した「ファミリー型総合ディスカウントストア」。計画によると、豊橋店は既存の建物を活用し、最大の店舗となる。
　営業時間は朝９時から午前２時。１階は、核となる食料品や日用雑貨、家電など、２階は衣料、玩具、雑貨などで、テナントに飲食店などが入る。パチンコ店も予定し、誘致が決まれば来年の秋開店を目指すとともに、敷地には立体駐車場を新設する。
　10月12日にプレオープン、翌13日のグランドオープンを予定し、改装工事などが進められている。
　イトーヨーカドーの閉店で最寄り品の買い物に不便をきたしていた地元住民らは、食料品や日用雑貨を歩いて買いに行ける大型店を歓迎。一方で、多くの買い物客が見込まれ、車の出入り、渋滞による子どもらの交通事故などを心配する。
　住民らは、出店対策地元協議会（委員長・鈴木清博小浜町自治会長）をつくり、店側と話し合いの場を持ち、質問、要望を投げ掛けた。
　登下校時の安全対策などを求め、店側は「警察と相談しているが、出入り口はオープン後しばらく警備員を配置し、その後も様子をみながら常時配置を考える」と回答。深夜まで営業するため、住民からは犯罪を懸念する声も上がり、学校関係者からは「子どもたちが夜遅くまでたまっているようなら声を掛けていただきたい。目に付いたことがあれば警察に連絡をしてほしい」との意見が出た。
　大型店の出店となれば、交通事故や犯罪に不安の声が出るのは当然。今月上旬に開かれた会合では、店側も真摯な姿勢で住民に対応していた。
　豊橋、東三河で初となるＭＥＧＡドン・キホーテの出店。開店後も住民と店側が意見交換の場を持ちながら住民が目指す信頼関係を構築し、安全で楽しめる店舗ができることを期待している。
（中村晋也）