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豊橋市バイオマス利活用センター 10月1日に本格稼働

10月1日から本格稼働する豊橋市バイオマス利活用センター=中島処理場で(市提供)
10月1日から本格稼働する豊橋市バイオマス利活用センター=中島処理場で(市提供)

 豊橋市神野新田町の市公共下水道汚泥処理施設・中島処理場内で、試運転が進められている市バイオマス利活用センターが、計画通り10月1日に本格稼働する。同日は、完工式が現地で開かれる。翌2日からはセンターを見学する人の受付を始める。
 同センターは、下水道汚泥と市内で出る生ごみ、し尿・浄化槽汚泥のバイオマス(生物資源)をメタン発酵処理し、発生したガスは発電に利用。発酵後に残った汚泥も石炭代替の炭化燃料に活用され、バイオマス資源が100%エネルギー化される。
 6月下旬から市民が分別した生ごみが搬入され、試運転を開始。その後、事業系の生ごみも受け入れ、発電も始まっている。
 発生したバイオガスにより、一般家庭約1890世帯分に相当する年間約680万㌔㍗時を発電、中部電力に販売する。生ごみなどは焼却処理されてきたが、センターで使われることなどから、この事業で年間約1万4000㌧の二酸化炭素を削減できる効果があり、地球温暖化対策になる。スギの木約100万本の植樹効果にあたるという。
 センターは、民間の資金とノウハウを活用するPFI手法を採用。特別目的会社「豊橋バイオウィル」(代表企業・JFEエンジニアリング)が建設し、稼働後、20年間にわたって維持管理、運営する。敷地内には太陽光発電も整備。整備費と維持管理・運営費を含めた事業費は約148億円。
 市資源化センターで処理している生ごみ、し尿・浄化槽汚泥が中島処理場に集約、処理されるようになり、処理にかかるコストは20年間で約120億円の縮減が見込まれている。
 市は10月2日から、見学の申し込みを受け付ける。見学時間帯は月~金曜(祝日、年末年始を除く)の午前9時から正午、午後1時から同4時。市の担当者は「市民が生ごみ分別で協力している施設を多くの人に知ってもらいたい」と呼び掛けている。申込先は中島処理場(0532・46・2854)へ。
(中村晋也)

 豊橋市神野新田町の市公共下水道汚泥処理施設・中島処理場内で、試運転が進められている市バイオマス利活用センターが、計画通り10月1日に本格稼働する。同日は、完工式が現地で開かれる。翌2日からはセンターを見学する人の受付を始める。
 同センターは、下水道汚泥と市内で出る生ごみ、し尿・浄化槽汚泥のバイオマス(生物資源)をメタン発酵処理し、発生したガスは発電に利用。発酵後に残った汚泥も石炭代替の炭化燃料に活用され、バイオマス資源が100%エネルギー化される。
 6月下旬から市民が分別した生ごみが搬入され、試運転を開始。その後、事業系の生ごみも受け入れ、発電も始まっている。
 発生したバイオガスにより、一般家庭約1890世帯分に相当する年間約680万㌔㍗時を発電、中部電力に販売する。生ごみなどは焼却処理されてきたが、センターで使われることなどから、この事業で年間約1万4000㌧の二酸化炭素を削減できる効果があり、地球温暖化対策になる。スギの木約100万本の植樹効果にあたるという。
 センターは、民間の資金とノウハウを活用するPFI手法を採用。特別目的会社「豊橋バイオウィル」(代表企業・JFEエンジニアリング)が建設し、稼働後、20年間にわたって維持管理、運営する。敷地内には太陽光発電も整備。整備費と維持管理・運営費を含めた事業費は約148億円。
 市資源化センターで処理している生ごみ、し尿・浄化槽汚泥が中島処理場に集約、処理されるようになり、処理にかかるコストは20年間で約120億円の縮減が見込まれている。
 市は10月2日から、見学の申し込みを受け付ける。見学時間帯は月~金曜(祝日、年末年始を除く)の午前9時から正午、午後1時から同4時。市の担当者は「市民が生ごみ分別で協力している施設を多くの人に知ってもらいたい」と呼び掛けている。申込先は中島処理場(0532・46・2854)へ。
(中村晋也)

10月1日から本格稼働する豊橋市バイオマス利活用センター=中島処理場で(市提供)
10月1日から本格稼働する豊橋市バイオマス利活用センター=中島処理場で(市提供)

カテゴリー:社会・経済

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