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蒲郡市が保健センターに運動サポートセンター11月開設へ

　蒲郡市は、同市浜町の保健センター内に「運動サポートセンター」を整備し、11月１日の開設を目指している。市ではこれまで糖尿病予備軍とされる住民や市内在勤者向けに講座などを展開してきたが、対象者に食生活だけでなく「運動の仕方」の指導も行い、運動への動機付けを行っていく。
　運動サポートセンターは保健センター１階の「機能訓練運動指導室」（広さ約１４４平方㍍）にウオーキングマシーン、エアロバイクなど有酸素運動の機器、筋力トレーニング用の機材などを設置する。使用料は１回２００円。
　対象とするのは蒲郡市民と市内在住者で特定保健指導が必要な人、特定健診や人間ドックでメタボリックシンドロームや高血圧などと運動が必要とされる人とする。
　３カ月程度通ってもらい、効果測定をして運動継続のための指導や地域の運動施設や教室などの情報提供をする。
　同市は特定健診を受診者の中でメタボリックシンドロームと診断された人の数が県内他都市に比べて高かったことから２０１３（平成25）年度から糖尿病予防対策に乗り出した。その後、体重測定１００日間チャレンジ、市内の温泉旅館宿泊型での食生活改善教室などを行っている。
　運動サポートセンターは必要とされる「適度な運動」の仕方をどう行っていくのかを学ぶ。県健康プラザから週２回健康運動指導士が訪れて指導を行う。
　市内では商工会議所が従業員の健康管理も行っていく「健康経営」の提唱をしている。蒲郡では住民たちが「健康でいられるまち」として他に紹介できるようになれるのか今後の展開に期待がかかる。
（安藤聡）