デゴイチ拭き上げ500回 蒲郡SLを守る会
蒲郡市博物館敷地内で展示される蒸気機関車のデゴイチ「D51201号機」を月に1度清掃する市民グループ「蒲郡SLを守る会」が、3日の作業で500回目を迎えた。活動開始から41年が経過。車体だけでなく運転台まで丁寧にふきあげている。鈴木覚会長(77)は「節目を迎えて感銘した。多くの人たちに愛される蒸気機関車として今後も保存活動を続けていきたい」と話した。
同所にデゴイチが来たのは1973(昭和48)年。展示場所は三河港のすぐそばなため、海風にさらされてさびてしまうためにと同会は機関車のナンバープレートにちなんで昭和51(1976)年2月1日に国鉄職員らで結成した。
活動は毎月第一日曜日に集まって、清掃や維持活動を行っている。特殊塗料やオイルなどの専用道具を使って車体だけでなく、運転台まで会員たちが心血を注いで拭き上げている。500回のこの日も鈴木会長のほか6人が集まって作業した。
メンバーは31人。結成当初のメンバーの高齢化もあるが、今年から活動に加わった豊橋市在住の40代男性もいる。
同所のデゴイチは柵もなく、部品を触れることができたり、運転台に入ることもできる。鈴木会長は「気軽に触れられるのが良い所。東京から見に来た人もほめてくれてうれしい」と話す。
この日午前11時過ぎ、稲葉正吉市長が訪れ、「大切にデゴイチを守ろうと尽力してくれてありがとう」と守る会に対して感謝状を手渡した。
鈴木会長は「蒸気機関車は日本の産業発展を支えた貴重な財産。多くの人に見てもらい、守りつづける心を持ってほしい」と話している。
(安藤聡)
蒲郡市博物館敷地内で展示される蒸気機関車のデゴイチ「D51201号機」を月に1度清掃する市民グループ「蒲郡SLを守る会」が、3日の作業で500回目を迎えた。活動開始から41年が経過。車体だけでなく運転台まで丁寧にふきあげている。鈴木覚会長(77)は「節目を迎えて感銘した。多くの人たちに愛される蒸気機関車として今後も保存活動を続けていきたい」と話した。
同所にデゴイチが来たのは1973(昭和48)年。展示場所は三河港のすぐそばなため、海風にさらされてさびてしまうためにと同会は機関車のナンバープレートにちなんで昭和51(1976)年2月1日に国鉄職員らで結成した。
活動は毎月第一日曜日に集まって、清掃や維持活動を行っている。特殊塗料やオイルなどの専用道具を使って車体だけでなく、運転台まで会員たちが心血を注いで拭き上げている。500回のこの日も鈴木会長のほか6人が集まって作業した。
メンバーは31人。結成当初のメンバーの高齢化もあるが、今年から活動に加わった豊橋市在住の40代男性もいる。
同所のデゴイチは柵もなく、部品を触れることができたり、運転台に入ることもできる。鈴木会長は「気軽に触れられるのが良い所。東京から見に来た人もほめてくれてうれしい」と話す。
この日午前11時過ぎ、稲葉正吉市長が訪れ、「大切にデゴイチを守ろうと尽力してくれてありがとう」と守る会に対して感謝状を手渡した。
鈴木会長は「蒸気機関車は日本の産業発展を支えた貴重な財産。多くの人に見てもらい、守りつづける心を持ってほしい」と話している。
(安藤聡)