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国府高校文化祭で先輩たちの熱い夏紹介

写真などで42年前の甲子園出場を復刻させた篠田さん㊨と田中さん=国府高校光風会館で
写真などで42年前の甲子園出場を復刻させた篠田さん㊨と田中さん=国府高校光風会館で

 豊川市の国府高校(恩田やす恵校長)で5日、文化祭が2日間の日程で始まり、生徒会が1975(昭和50)年夏の同校野球部の甲子園出場を回想する企画を行っている。2020(平成32)年度の創立100周年に向けた企画で、先輩との「つながり」を再認識している。
 購買所がある光風会館に、学校に保管されていた42年前の甲子園での試合模様などを記録した写真約20枚を展示。甲子園出場メンバーで、現在は同校野球部の部長を務める田中典永さん(59)に当時の話を聞きながら、説明文を添えた。二塁手だった田中さん、エース投手として活躍し、後に中日ドラゴンズに入団した青山久仁さん、大洋ホエールズ(現DeNAベイスターズ)でプレーした市川和正さんの写真も展示される。
 名鉄・国府駅前や商店街で行われたパレードの写真もあり、大勢の地元住民が集まり熱狂と化す当時の様子が分かる。田中さんが持ち帰った甲子園の土や試合で使われたボール、同校OGで当時球場のアルプススタンドで応援した恩田校長がかぶったチューリップハットもある。
 また、県大会決勝や甲子園初戦の試合模様を伝えるテレビ放送の録画や、当時部長だった藤田良彦さんのインタビューなどを約20分に編集した動画も制作。5日のオープニングでは全校生徒を前に放映された。
 文化祭のテーマ「繋(つながり)」に沿い、甲子園出場という輝かしい歴史を後世に繋ぐ復刻企画。2年で生徒会長の篠田敦弘さん(17)は「先輩たちが甲子園に出た事実を知らない生徒もいるので、いい機会。本当に歴史が長い学校で、さらに学校愛が深まった」と話す。定年退職間近の田中さんは「自分の知らない写真もあり、こんな企画がなければずっと埋もれていたはず。野球部の起爆剤にもなれば」と期待した。
 文化祭には生徒の家族や卒業生が入場できる。
(由本裕貴)

 豊川市の国府高校(恩田やす恵校長)で5日、文化祭が2日間の日程で始まり、生徒会が1975(昭和50)年夏の同校野球部の甲子園出場を回想する企画を行っている。2020(平成32)年度の創立100周年に向けた企画で、先輩との「つながり」を再認識している。
 購買所がある光風会館に、学校に保管されていた42年前の甲子園での試合模様などを記録した写真約20枚を展示。甲子園出場メンバーで、現在は同校野球部の部長を務める田中典永さん(59)に当時の話を聞きながら、説明文を添えた。二塁手だった田中さん、エース投手として活躍し、後に中日ドラゴンズに入団した青山久仁さん、大洋ホエールズ(現DeNAベイスターズ)でプレーした市川和正さんの写真も展示される。
 名鉄・国府駅前や商店街で行われたパレードの写真もあり、大勢の地元住民が集まり熱狂と化す当時の様子が分かる。田中さんが持ち帰った甲子園の土や試合で使われたボール、同校OGで当時球場のアルプススタンドで応援した恩田校長がかぶったチューリップハットもある。
 また、県大会決勝や甲子園初戦の試合模様を伝えるテレビ放送の録画や、当時部長だった藤田良彦さんのインタビューなどを約20分に編集した動画も制作。5日のオープニングでは全校生徒を前に放映された。
 文化祭のテーマ「繋(つながり)」に沿い、甲子園出場という輝かしい歴史を後世に繋ぐ復刻企画。2年で生徒会長の篠田敦弘さん(17)は「先輩たちが甲子園に出た事実を知らない生徒もいるので、いい機会。本当に歴史が長い学校で、さらに学校愛が深まった」と話す。定年退職間近の田中さんは「自分の知らない写真もあり、こんな企画がなければずっと埋もれていたはず。野球部の起爆剤にもなれば」と期待した。
 文化祭には生徒の家族や卒業生が入場できる。
(由本裕貴)

写真などで42年前の甲子園出場を復刻させた篠田さん㊨と田中さん=国府高校光風会館で
写真などで42年前の甲子園出場を復刻させた篠田さん㊨と田中さん=国府高校光風会館で

カテゴリー:社会・経済 / スポーツ

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