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最難関国家試験に合格

経済産業大臣の署名が入った合格証書を手にする酒井さん=東愛知新聞社で
経済産業大臣の署名が入った合格証書を手にする酒井さん=東愛知新聞社で

 豊橋商業高校情報処理科3年の酒井里緒さん(18)=豊橋中部中出身=が今夏、情報技術者試験の最難関国家試験「データベーススペシャリスト試験」に、同校生徒として初めて合格した。今回(年1回実施)の合格率は、現行試験制度になってから最も低い14・5%。受験者は社会人がほとんどで、高校生で合格したのは全国で9人しかいない、という中での快挙だ。
 近年注目されているビッグデータの運用において、データベース枠を設けて効率よくデータ蓄積するための設計技術など問われる試験。昨年大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に登場したことで、今回は申込者が前年比3割近く増えるなど、情報処理技術者“垂ぜん”のまぶしい資格だという。
 酒井さんは情報処理部の副部長で、今年7月には「全国高校IT簿記選手権大会」で優勝するなど、部員たちを引っ張る存在。部顧問の岩田智史教諭は「指導したことは1回で理解し、さらに自分の言葉に直して、他の部員へ説明できる能力の持ち主。私のできない応用技術も身に付けています」と絶賛する。
 「合格結果を知った時にはまさか、という気持ちでした。言葉では表現できないようなうれしさ。支えてくださった人に感謝したいです」と酒井さん。卒業後は進学せず、地元の企業に勤めて「システム開発や情報処理にかかわる仕事をしたい」と話す。これから就職活動を始めるという。
(藤田彰彦)

 豊橋商業高校情報処理科3年の酒井里緒さん(18)=豊橋中部中出身=が今夏、情報技術者試験の最難関国家試験「データベーススペシャリスト試験」に、同校生徒として初めて合格した。今回(年1回実施)の合格率は、現行試験制度になってから最も低い14・5%。受験者は社会人がほとんどで、高校生で合格したのは全国で9人しかいない、という中での快挙だ。
 近年注目されているビッグデータの運用において、データベース枠を設けて効率よくデータ蓄積するための設計技術など問われる試験。昨年大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に登場したことで、今回は申込者が前年比3割近く増えるなど、情報処理技術者“垂ぜん”のまぶしい資格だという。
 酒井さんは情報処理部の副部長で、今年7月には「全国高校IT簿記選手権大会」で優勝するなど、部員たちを引っ張る存在。部顧問の岩田智史教諭は「指導したことは1回で理解し、さらに自分の言葉に直して、他の部員へ説明できる能力の持ち主。私のできない応用技術も身に付けています」と絶賛する。
 「合格結果を知った時にはまさか、という気持ちでした。言葉では表現できないようなうれしさ。支えてくださった人に感謝したいです」と酒井さん。卒業後は進学せず、地元の企業に勤めて「システム開発や情報処理にかかわる仕事をしたい」と話す。これから就職活動を始めるという。
(藤田彰彦)

経済産業大臣の署名が入った合格証書を手にする酒井さん=東愛知新聞社で
経済産業大臣の署名が入った合格証書を手にする酒井さん=東愛知新聞社で

カテゴリー:地域・教育

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