文字の大きさ

「町医療センター施設」整備を目指す東栄町

東栄町の医療体制が見直されている東栄病院
東栄町の医療体制が見直されている東栄病院

 東栄町は、同町三輪の東栄病院(40床)のあり方を見直し、保健、医療、介護、福祉を一体化した「町医療センター施設」の整備を目指している。病院施設の老朽化と利用者減などから、現在指定管理者に委託している病院経営を来年度にも町直営にし、2020(平成32)年9月にも診療所として整備する基本構想案を町議会に報告した。
 町は今年度、センター整備の基本構想および基本計画を策定しようと、町内の医療や社会福祉協議会、住民ら17人でつくる「地域包括ケアシステム協議会」で検討している。同病院は築40年が経過しており、施設の老朽化への対応と、高齢化が進む町内で住み慣れた土地で自立した生活ができるよう「地域包括ケアシステム」の構築を目指そうと新たな拠点整備を考えている。
 報告によると病院整備は来年度に町直営化し、19年度からは19床以下の有床診療所に変更。20年9月に病床を廃止して「医療センター」として新築移転する。
 現在、病院の1日あたりの入院患者数は20人未満となっている状況と人口減少などから患者数の減少も考慮し、病院機能の維持が困難と判断。医師と看護師の確保も厳しいことから方向性を見出した。
 センター設置に合わせ、入院機能の代替案として訪問介護の充実や診療所に回復ベッドを確保して経過観察、住宅の併設なども考える。また訪問看護ステーションの設置と、保健福祉センターの整備も検討している。
(安藤聡)

 東栄町は、同町三輪の東栄病院(40床)のあり方を見直し、保健、医療、介護、福祉を一体化した「町医療センター施設」の整備を目指している。病院施設の老朽化と利用者減などから、現在指定管理者に委託している病院経営を来年度にも町直営にし、2020(平成32)年9月にも診療所として整備する基本構想案を町議会に報告した。
 町は今年度、センター整備の基本構想および基本計画を策定しようと、町内の医療や社会福祉協議会、住民ら17人でつくる「地域包括ケアシステム協議会」で検討している。同病院は築40年が経過しており、施設の老朽化への対応と、高齢化が進む町内で住み慣れた土地で自立した生活ができるよう「地域包括ケアシステム」の構築を目指そうと新たな拠点整備を考えている。
 報告によると病院整備は来年度に町直営化し、19年度からは19床以下の有床診療所に変更。20年9月に病床を廃止して「医療センター」として新築移転する。
 現在、病院の1日あたりの入院患者数は20人未満となっている状況と人口減少などから患者数の減少も考慮し、病院機能の維持が困難と判断。医師と看護師の確保も厳しいことから方向性を見出した。
 センター設置に合わせ、入院機能の代替案として訪問介護の充実や診療所に回復ベッドを確保して経過観察、住宅の併設なども考える。また訪問看護ステーションの設置と、保健福祉センターの整備も検討している。
(安藤聡)

東栄町の医療体制が見直されている東栄病院
東栄町の医療体制が見直されている東栄病院

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR