文字の大きさ

自転車の安全利用条例 豊川市が策定を目指す

事故のない安全な自転車利用を促進するため、県内3例目の条例策定が進む
事故のない安全な自転車利用を促進するため、県内3例目の条例策定が進む

 豊川市は、市内での自転車の交通事故の抑止を図るため「自転車の安全な利用の促進に関する条例」の策定を目指している。東三河初の自転車の安全を扱う条例で、10月にパブリックコメントを行い、市議会での審議を経て2018(平成30)年度の施行を予定している。
 自転車は健康志向の高まりなどから利用者が増え、市内でも増加傾向にある。昨年度、市内で起きた死亡・重症の人身事故で、自転車関連は38・1%を占めた。出合頭の事故が多く、信号無視や一時停止を怠ったことが大半の原因だ。市としては、小学3年生向けの自転車教室や、老人クラブでの講話、交通安全防犯フェアの開催やイベントでの啓発活動を行ってきた。
 条例案では、自転車の安全な利用に関する意識の向上を図って事故を未然に防ぎ、市、市民、自転車利用者、関係団体などがそれぞれの責務を果たし、安全利用を促進することを目的に定めた。罰則は設けないが、保護者の責務として幼児、児童、生徒に乗用車ヘルメットの着用や自転車の点検・整備を努めさせ、小売業者にも自転車購入者への点検・整備の情報提供や助言を促している。また、自転車損害保険への加入を促進する項目も盛り込んだ。
 市で、これら条例案を構成する自転車の安全な利用の促進に関する基本的な考え方を市民向けに公表し、10月1日から31日まで意見を募るパブリックコメントを行う。それを踏まえて12月定例議会に上程し、可決されれば来年4月1日からの条例施行となる見通しだ。
 同様の条例は、県内では知多市、名古屋市に続き3例目となる。
(由本裕貴)

 豊川市は、市内での自転車の交通事故の抑止を図るため「自転車の安全な利用の促進に関する条例」の策定を目指している。東三河初の自転車の安全を扱う条例で、10月にパブリックコメントを行い、市議会での審議を経て2018(平成30)年度の施行を予定している。
 自転車は健康志向の高まりなどから利用者が増え、市内でも増加傾向にある。昨年度、市内で起きた死亡・重症の人身事故で、自転車関連は38・1%を占めた。出合頭の事故が多く、信号無視や一時停止を怠ったことが大半の原因だ。市としては、小学3年生向けの自転車教室や、老人クラブでの講話、交通安全防犯フェアの開催やイベントでの啓発活動を行ってきた。
 条例案では、自転車の安全な利用に関する意識の向上を図って事故を未然に防ぎ、市、市民、自転車利用者、関係団体などがそれぞれの責務を果たし、安全利用を促進することを目的に定めた。罰則は設けないが、保護者の責務として幼児、児童、生徒に乗用車ヘルメットの着用や自転車の点検・整備を努めさせ、小売業者にも自転車購入者への点検・整備の情報提供や助言を促している。また、自転車損害保険への加入を促進する項目も盛り込んだ。
 市で、これら条例案を構成する自転車の安全な利用の促進に関する基本的な考え方を市民向けに公表し、10月1日から31日まで意見を募るパブリックコメントを行う。それを踏まえて12月定例議会に上程し、可決されれば来年4月1日からの条例施行となる見通しだ。
 同様の条例は、県内では知多市、名古屋市に続き3例目となる。
(由本裕貴)

事故のない安全な自転車利用を促進するため、県内3例目の条例策定が進む
事故のない安全な自転車利用を促進するため、県内3例目の条例策定が進む

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR