三谷水産高とニュージーランドの高校スカイプ交流

　県立三谷水産高校（蒲郡市三谷町、丸﨑敏夫校長）の海洋資源科２年生とニュージーランドのワイヘキ高校は29日、インターネット電話「スカイプ」での交流学習を始めた。両校生徒たちは英語で互いの文化について情報交換。今後は定期的に行って交流を深めていくという。
　三谷水産校は文科省から「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール（ＳＰＨ）」に指定され、水産関係の専門家育成に取り組んでおり、その一環として海洋技術の人材育成に取り組むワイヘキ高校との交流を申し込み、快諾された。
　この日午前８時50分に三谷水産の生徒40人がテレビ画面の前に集まって対話をスタート。互いの学校生活や、ワイヘケ高校生徒が現地の景色を見せて対話した。
　釣りやアニメが好きかなど趣味について質問した鈴木健吾さん（17）は「共通の話題でしっかりと会話でき、親近感を得ることができた」と満足げだった。
　両校では海洋を通じた人材育成と共通の目的があるため、今後は週１回程度のスカイプ交流だけでなく、交換留学の受け入れなども検討していくという。
（安藤聡）