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全国コンペ出品「白いカレー」

コンテストに出場する河合さん、近藤さん、冨田部長、堀口さん(左から)=渥美農業高校で
コンテストに出場する河合さん、近藤さん、冨田部長、堀口さん(左から)=渥美農業高校で

田原の渥美農業高校食品科学部

 田原市の県立渥美農業高校食品科学部の冨田かおり部長(2年)と河合愛日さん(同)近藤瑠亜さん(同)堀口紀真さん(1年)が7日、全国の高校や大学生を対象としたコンテスト「関西大学ビジネスプラン・コンペティション」(同大学商学部主催、ハウス食品グループなど協賛)の本選に初出場する。出場部門は高校・専門学校の部で、応募1295件から1~2次審査を突破。最終的に選ばれた5件のうちの1組として本選に挑む。
 4人が考案、開発したのは、美容的な効果が期待されるコラーゲンの多い豚足とバラ軟骨を生かした「白いカレー」。同市が県内屈指の養豚地帯であることをヒントに、商品価値が低く廃棄されるという未利用資源の豚足とバラ軟骨に光を当て、価値を見出した。
 開発は約1年前に始動。地元の養豚農家をはじめ、行政関係者やレトルト食品の専門業者、料理人、小売業者らを訪問し、カレールーの市場調査、試作品の試食のほか、レトルト加工の研究など、アドバイスや改善の指摘を受けながら進めた。
 コラーゲンは豚足とバラ軟骨を茹でて抽出した。カレーを白色としたのは女性に関心が高い美容から美白を連想し、地元産の牛乳などを使って白系に仕立てた。
 試行錯誤する中で難航したというのがスパイスの調合。風味や辛味を損なわずに、加熱による変色を防ぎつつ、白色を保たせるために配分量を考えたり、スパイス同士の相性を見極めたりするのに苦労したという。
 将来的には商品化の実現を目標にする4人。「この活動には多く人たちの協力と手助けを受けているので、感謝の思いも込めて白いカレーをアピールできるよう精いっぱい頑張りたい」と意気込んでいる。
 本選は大阪府の関西大学千里山キャンパスで開催され、本番は公開のプレゼンテーション10分と質疑5分により、独創性や社会性、実現可能性、収益性などが審査される。
 (千葉敬也)

田原の渥美農業高校食品科学部

 田原市の県立渥美農業高校食品科学部の冨田かおり部長(2年)と河合愛日さん(同)近藤瑠亜さん(同)堀口紀真さん(1年)が7日、全国の高校や大学生を対象としたコンテスト「関西大学ビジネスプラン・コンペティション」(同大学商学部主催、ハウス食品グループなど協賛)の本選に初出場する。出場部門は高校・専門学校の部で、応募1295件から1~2次審査を突破。最終的に選ばれた5件のうちの1組として本選に挑む。
 4人が考案、開発したのは、美容的な効果が期待されるコラーゲンの多い豚足とバラ軟骨を生かした「白いカレー」。同市が県内屈指の養豚地帯であることをヒントに、商品価値が低く廃棄されるという未利用資源の豚足とバラ軟骨に光を当て、価値を見出した。
 開発は約1年前に始動。地元の養豚農家をはじめ、行政関係者やレトルト食品の専門業者、料理人、小売業者らを訪問し、カレールーの市場調査、試作品の試食のほか、レトルト加工の研究など、アドバイスや改善の指摘を受けながら進めた。
 コラーゲンは豚足とバラ軟骨を茹でて抽出した。カレーを白色としたのは女性に関心が高い美容から美白を連想し、地元産の牛乳などを使って白系に仕立てた。
 試行錯誤する中で難航したというのがスパイスの調合。風味や辛味を損なわずに、加熱による変色を防ぎつつ、白色を保たせるために配分量を考えたり、スパイス同士の相性を見極めたりするのに苦労したという。
 将来的には商品化の実現を目標にする4人。「この活動には多く人たちの協力と手助けを受けているので、感謝の思いも込めて白いカレーをアピールできるよう精いっぱい頑張りたい」と意気込んでいる。
 本選は大阪府の関西大学千里山キャンパスで開催され、本番は公開のプレゼンテーション10分と質疑5分により、独創性や社会性、実現可能性、収益性などが審査される。
 (千葉敬也)

コンテストに出場する河合さん、近藤さん、冨田部長、堀口さん(左から)=渥美農業高校で
コンテストに出場する河合さん、近藤さん、冨田部長、堀口さん(左から)=渥美農業高校で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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