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豊橋・表浜で死体漂着のマッコウクジラ骨格発掘

掘り出したマッコウクジラの骨を磨く学芸員やボランティアら=豊橋市高塚町の表浜海岸で
掘り出したマッコウクジラの骨を磨く学芸員やボランティアら=豊橋市高塚町の表浜海岸で

 2015(平成27)年7月、豊橋市高塚町の表浜海岸に死体で漂着した全長約14㍍のマッコウクジラの骨格発掘作業が4、5両日、同海岸であった。掘り出した約100個、1・5㌧の全身骨格は、漂白や強化処理など行った後、3~4年後に同市自然史博物館での展示を目指す。
 同博物館学芸員や国立科学博物館研究員、ボランティアら30人が参加。まず3・5㍍ほどの深さに埋められたクジラの周辺にある土砂を重機で除去した後、手作業で骨を取り出した。たわしやブラシなどで骨についた筋肉や土砂を取り除き、同博物館へ運んだ。
 マッコウクジラは日本近海に広く分布。表浜海岸の個体は雄の成体で、同市では90年代に漂着して以来という。
 筋肉や内臓がなくなるのを土壌内のバクテリアなどが手伝い、V字骨や骨盤骨などの骨は順調に白骨化。一方で、漂着時、すでに腐敗が進行し埋設まで時間がなかったため、前処理が不十分だった頭骨は一部が破損し、国立科学博物館の指導を仰ぎながら復元していく予定という。
 この日は、市民らボランティアも多く参加。豊橋市出身で帯広畜産大学(北海道)3年の今井菜々さん(20)は、発掘作業のために帰省し「サークルでブタやウマなどの標本をつくったが、スケールが全然違う。骨の一つ一つが重くて驚いた」と滅多にない経験に目を輝かせた。 
 市自然史博物館の安井謙介主任学芸員(42)は「地元の浜に打ち上がった大型のクジラの骨格はない。豊橋の近郊にさまざまな生物がいることを知ってほしい」と展示への意欲を見せた。
(飯塚雪)

 2015(平成27)年7月、豊橋市高塚町の表浜海岸に死体で漂着した全長約14㍍のマッコウクジラの骨格発掘作業が4、5両日、同海岸であった。掘り出した約100個、1・5㌧の全身骨格は、漂白や強化処理など行った後、3~4年後に同市自然史博物館での展示を目指す。
 同博物館学芸員や国立科学博物館研究員、ボランティアら30人が参加。まず3・5㍍ほどの深さに埋められたクジラの周辺にある土砂を重機で除去した後、手作業で骨を取り出した。たわしやブラシなどで骨についた筋肉や土砂を取り除き、同博物館へ運んだ。
 マッコウクジラは日本近海に広く分布。表浜海岸の個体は雄の成体で、同市では90年代に漂着して以来という。
 筋肉や内臓がなくなるのを土壌内のバクテリアなどが手伝い、V字骨や骨盤骨などの骨は順調に白骨化。一方で、漂着時、すでに腐敗が進行し埋設まで時間がなかったため、前処理が不十分だった頭骨は一部が破損し、国立科学博物館の指導を仰ぎながら復元していく予定という。
 この日は、市民らボランティアも多く参加。豊橋市出身で帯広畜産大学(北海道)3年の今井菜々さん(20)は、発掘作業のために帰省し「サークルでブタやウマなどの標本をつくったが、スケールが全然違う。骨の一つ一つが重くて驚いた」と滅多にない経験に目を輝かせた。 
 市自然史博物館の安井謙介主任学芸員(42)は「地元の浜に打ち上がった大型のクジラの骨格はない。豊橋の近郊にさまざまな生物がいることを知ってほしい」と展示への意欲を見せた。
(飯塚雪)

掘り出したマッコウクジラの骨を磨く学芸員やボランティアら=豊橋市高塚町の表浜海岸で
掘り出したマッコウクジラの骨を磨く学芸員やボランティアら=豊橋市高塚町の表浜海岸で

カテゴリー:社会・経済

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