豊橋署が校内放送で自転車盗の注意喚起

　豊橋署は、管内で自転車盗が多発していることから、被害に遭いやすい中学・高校生の防犯意識を高めるため、豊橋市内の中学と高校に校内放送による防犯広報を呼び掛けている。
　管内では今年、自転車盗が９月末で３２１件発生。昨年同期に比べやや少ないものの、犯罪全体の約15％を占めている。
　市立二川中学校は今週、２年生の生活委員が給食の時間帯を利用し、校内放送で盗難防止を広報。17日は、同署生活安全課の安澤慎之介巡査部長も出演し、２年生の三浦紗耶さんと廣田翔紀君から自転車盗難について質問を受けた。
　安澤巡査部長は、９月末時点の今年の状況を話し「約67％が無施錠で被害に遭っています」と説明。被害に遭わない方法として「必ず鍵をすること。ツーロック、二つ鍵をすることです。監視員がいたり、防犯カメラがあったりする駐輪場に止めてください」と全校生徒約５６０人に注意を促した
　三浦さんは昨年、自転車を盗まれた経験があり「鍵を絶対に掛けるようになりました。友達にも注意しています」、廣田君は「親が買ってくれるなど自転車は大切なもの。みんな、大事にしてほしい」とそれぞれ話した。
（中村晋也）