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商工中金豊橋支部で辺氏が北朝鮮情勢語る

心配される北朝鮮情勢の行方について語った辺氏=ホテルアソシア豊橋で
心配される北朝鮮情勢の行方について語った辺氏=ホテルアソシア豊橋で

 商工中金豊橋支店(金光明寛支店長)の取引先でなる親睦団体「豊橋中金会」(牧野渉会長)は18日、豊橋市花田町のホテルアソシア豊橋で第47回総会と講演会を開いた。朝鮮半島情勢に詳しいジャーナリストで、コリア・レポート編集長の辺真一(ピョン・ジンイル)氏が講演し、日本に差し迫る重大な危機について語った。
 辺氏は、衆院選の争点の一つでもある緊迫する北朝鮮情勢について、独自の取材から今後の展望を語った。米国、国連などは度重なる経済制裁で北朝鮮に圧力をかけ続け、16日から始まった米韓合同軍事演習で半島近海には空母ロナルド・レーガンなどが展開しているが、「米国は制裁と圧力と包囲網で平和的解決策としているが、北朝鮮にとっては兵糧攻めと同じ。そう簡単に北が両手を上げるとは思えない」と指摘した。
 北朝鮮は屈服せず、さらに米国本土まで届くミサイル・核開発を続けると予測し「米国が核保有を認めることはまずない。軍事力を行使してつぶすだろう」。トランプ大統領や軍トップの言葉からも「確実に軍事力行使に向けて傾いている」「奇跡が起きない限り、軍事衝突は避けられない」と断言した。戦争になると、日本や韓国で甚大な被害が出るが、辺氏は「日本や韓国が米国の安全を保障してくれるのかと聞かれたら、何も言えない」と、米国は自国を守るために行動を起こすと指摘した。
 そして、開戦日の“Xデー”を「米国は奇襲的、電撃的にやると思う。事前に知れ渡ったら、韓国も日本も買い占めや脱出などでパニックになる」と予想。23日から、今年2回目となる在韓米軍の家族ら非戦闘員の避難訓練が行われるが「今度は戻らないのではと心配している」とも話した。
 戦争を回避する手段として、辺氏は安倍総理の訪朝を提案。「トランプ氏と仲が良い安倍さんならできる。平壌に乗り込んで金正恩を説得する。日本国民の生命と財産を守るために、そういう努力を最後の最後まで続けてほしい」と期待した。
(由本裕貴)

 商工中金豊橋支店(金光明寛支店長)の取引先でなる親睦団体「豊橋中金会」(牧野渉会長)は18日、豊橋市花田町のホテルアソシア豊橋で第47回総会と講演会を開いた。朝鮮半島情勢に詳しいジャーナリストで、コリア・レポート編集長の辺真一(ピョン・ジンイル)氏が講演し、日本に差し迫る重大な危機について語った。
 辺氏は、衆院選の争点の一つでもある緊迫する北朝鮮情勢について、独自の取材から今後の展望を語った。米国、国連などは度重なる経済制裁で北朝鮮に圧力をかけ続け、16日から始まった米韓合同軍事演習で半島近海には空母ロナルド・レーガンなどが展開しているが、「米国は制裁と圧力と包囲網で平和的解決策としているが、北朝鮮にとっては兵糧攻めと同じ。そう簡単に北が両手を上げるとは思えない」と指摘した。
 北朝鮮は屈服せず、さらに米国本土まで届くミサイル・核開発を続けると予測し「米国が核保有を認めることはまずない。軍事力を行使してつぶすだろう」。トランプ大統領や軍トップの言葉からも「確実に軍事力行使に向けて傾いている」「奇跡が起きない限り、軍事衝突は避けられない」と断言した。戦争になると、日本や韓国で甚大な被害が出るが、辺氏は「日本や韓国が米国の安全を保障してくれるのかと聞かれたら、何も言えない」と、米国は自国を守るために行動を起こすと指摘した。
 そして、開戦日の“Xデー”を「米国は奇襲的、電撃的にやると思う。事前に知れ渡ったら、韓国も日本も買い占めや脱出などでパニックになる」と予想。23日から、今年2回目となる在韓米軍の家族ら非戦闘員の避難訓練が行われるが「今度は戻らないのではと心配している」とも話した。
 戦争を回避する手段として、辺氏は安倍総理の訪朝を提案。「トランプ氏と仲が良い安倍さんならできる。平壌に乗り込んで金正恩を説得する。日本国民の生命と財産を守るために、そういう努力を最後の最後まで続けてほしい」と期待した。
(由本裕貴)

心配される北朝鮮情勢の行方について語った辺氏=ホテルアソシア豊橋で
心配される北朝鮮情勢の行方について語った辺氏=ホテルアソシア豊橋で

カテゴリー:社会・経済

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