豊橋まつり 若者たち躍動

　豊橋市で21日開催された「第63回ええじゃないか豊橋まつり」。若者らの踊りをはじめ、市内の小中学生らの作品を飾った「子ども造形パラダイス」、物産展など多彩な催しが繰り広げられた。台風接近で雨に見舞われたが、各会場は多くの家族連れ、若者らでにぎわった。

ええじゃないか舞踊三昧

　広小路通りや松葉公園などで行われた「ええじゃないか舞踊三昧」は、競舞と演舞の２部門約70チームが参加。ヒップホップやよさこいなど、降りしきる雨に負けない熱いパフォーマンスで観客を魅了した。
　豊橋市内の「キッズフープダンス＆体操教室」のチームは、フラフープを使ったダイナミックなダンスを披露。豊橋市立二川小学校６年の伊藤彩音さん（12）と福井あみさん（12）は「雨に滑り、フラフープを落としたけれど、楽しんでできた」と話した。

60回の節目「子ども造形パラダイス」

　豊橋公園を会場にした恒例の「子ども造形パラダイス」は、今年で60回の節目。今回は「みんなつながれ」をテーマに子どもたちが制作した趣向を凝らした作品の数々が屋外に並んだ。雨の中でも、作品を見ようと、次々と家族連れらが訪れた。
　60回を記念し、過去の造形パラダイスを振り返るリーフレットを作製し、全小中学校に配布。オープニングセレモニーで登壇した生徒は「長い歴史を感じ、豊橋を代表する屋外展示。私たちの誇りです」と話した。（中村晋也）

豊橋ちぎりが募金や献血など呼び掛け

　豊橋ちぎりライオンズクラブは、豊橋公園で盲導犬育成募金、献血、骨髄バンクドナー登録を呼び掛けた。早川喜子会長ら会員と、今年も豊橋中央高校の生徒有志18人が協力した。
　盲導犬育成費用の多くが寄付金で賄われており、募金を呼び掛ける生徒たちの声にも熱が帯びた。雨の中で声を出した女子生徒たちは「募金に協力してくれると、うれしい」「小さい子たちがたくさん来てくれた」と感謝しながら話していた。
（中村晋也、飯塚雪）