文字の大きさ

フランスのアール・ブリュット展に出品

辻さんの出品作「心でのぞいた僕の街」の一部
辻さんの出品作「心でのぞいた僕の街」の一部

障害福祉サービス「明日香」に通う辻さん

 日本の障害者の優れた文化芸術活動の成果をフランス・ナント市から世界に発信する、文化庁委託事業「平成29年度戦略的芸術文化創造推進事業」障害者の文化芸術国際交流事業「2017 ジャパン × ナント プロジェクト」が今月21日から来年1月14日まで、ナント市で開催中。その中の主要イベントであるアール・ブリュット展「KOMOREBI」に、豊橋市野依町の障害福祉サービス事業所「明日香」に通う、辻勇二さん(40)=同市在住=が緻密なペン画を出展した。
 同アール・ブリュット展は、フランス国立現代芸術センター“リュー・ユニック”で開かれている。独特の切り取り方や世界観のある、日本のアール・ブリュットの魅力を伝えようと、全国の都道府県から約42人の障害のある作者が約900点を出展しているという。
 辻さんは自閉症で、18歳から明日香に通い、週3回は農作業などにあたり、週2回は絵画制作に打ち込んでいる。心身を落ち着かせるために始めた絵日記を機に絵画制作が広がったと言い、街並みを俯瞰する細密なペン画を手掛け、アール・ブリュットの世界では広く名が知られている。
 これまで公募展への出品・入選を重ねるほか、個展などで作品発表も展開。今回は「心でのぞいた僕の街」と題した近作を中心とした7点を現地で発表しているという。
 (田中博子)

障害福祉サービス「明日香」に通う辻さん

 日本の障害者の優れた文化芸術活動の成果をフランス・ナント市から世界に発信する、文化庁委託事業「平成29年度戦略的芸術文化創造推進事業」障害者の文化芸術国際交流事業「2017 ジャパン × ナント プロジェクト」が今月21日から来年1月14日まで、ナント市で開催中。その中の主要イベントであるアール・ブリュット展「KOMOREBI」に、豊橋市野依町の障害福祉サービス事業所「明日香」に通う、辻勇二さん(40)=同市在住=が緻密なペン画を出展した。
 同アール・ブリュット展は、フランス国立現代芸術センター“リュー・ユニック”で開かれている。独特の切り取り方や世界観のある、日本のアール・ブリュットの魅力を伝えようと、全国の都道府県から約42人の障害のある作者が約900点を出展しているという。
 辻さんは自閉症で、18歳から明日香に通い、週3回は農作業などにあたり、週2回は絵画制作に打ち込んでいる。心身を落ち着かせるために始めた絵日記を機に絵画制作が広がったと言い、街並みを俯瞰する細密なペン画を手掛け、アール・ブリュットの世界では広く名が知られている。
 これまで公募展への出品・入選を重ねるほか、個展などで作品発表も展開。今回は「心でのぞいた僕の街」と題した近作を中心とした7点を現地で発表しているという。
 (田中博子)

辻さんの出品作「心でのぞいた僕の街」の一部
辻さんの出品作「心でのぞいた僕の街」の一部

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

 PR

PR