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豊橋新川小で「能楽ワークショップ」

能楽師の指導で仕舞の稽古を体験する児童たち=新川小学校で
能楽師の指導で仕舞の稽古を体験する児童たち=新川小学校で

 豊橋市立新川小学校で24日、能楽ワークショップがあり、5・6年生98人が古典芸能を学び、体験した。京都の観世流能楽師シテ方・片山九郎右衛門さんが当主の片山家能楽・京舞保存財団が実施し、12月5日には同小体育館を能楽堂に変身させて能「敦盛」を公演する。
 文化庁の巡回公演事業「文化芸術による子供の育成事業」として、全国各地で行っている。
 この日は片山家から能楽師ら4人が訪れ、映像を使いながら能楽を紹介。能楽師による仕舞と謡(うたい)も披露した。児童たちは、鎌倉時代の軍記物「平家物語」に取材した曲「敦盛」の謡と仕舞の稽古も体験した。
 クライマックスの一部分で、仕舞の稽古は5・6年生の8人が挑戦。扇子の持ち方、足や体の動かし方などを教わり、能楽師の助言と練習の繰り返しでどんどん上達していった。他の児童たちも謡に取り組み、「遠くへ届かせる感じで」と指導を受けながら背筋を伸ばして大きな声を出した。
 自主練習を重ね、12月の公演では児童たちも舞台で成果を発表する。
 仕舞に参加した6年生の田辺拓滉君と大河靖竜君、古田英さん、保永知里さんは「やれることはないと思い、希望しました。難しいですが、とても分かりやすく教えていただき、楽しかったです」と口をそろえ、公演に向けて自主練習を積む。
 公演では、九郎右衛門さんら片山家一門の能楽師らが出演。新川小のほか、豊橋市立中部中学校でも行われる。両校区の魚町には、吉田藩主から受け継がれる能面などが保存されている。
(中村晋也)

 豊橋市立新川小学校で24日、能楽ワークショップがあり、5・6年生98人が古典芸能を学び、体験した。京都の観世流能楽師シテ方・片山九郎右衛門さんが当主の片山家能楽・京舞保存財団が実施し、12月5日には同小体育館を能楽堂に変身させて能「敦盛」を公演する。
 文化庁の巡回公演事業「文化芸術による子供の育成事業」として、全国各地で行っている。
 この日は片山家から能楽師ら4人が訪れ、映像を使いながら能楽を紹介。能楽師による仕舞と謡(うたい)も披露した。児童たちは、鎌倉時代の軍記物「平家物語」に取材した曲「敦盛」の謡と仕舞の稽古も体験した。
 クライマックスの一部分で、仕舞の稽古は5・6年生の8人が挑戦。扇子の持ち方、足や体の動かし方などを教わり、能楽師の助言と練習の繰り返しでどんどん上達していった。他の児童たちも謡に取り組み、「遠くへ届かせる感じで」と指導を受けながら背筋を伸ばして大きな声を出した。
 自主練習を重ね、12月の公演では児童たちも舞台で成果を発表する。
 仕舞に参加した6年生の田辺拓滉君と大河靖竜君、古田英さん、保永知里さんは「やれることはないと思い、希望しました。難しいですが、とても分かりやすく教えていただき、楽しかったです」と口をそろえ、公演に向けて自主練習を積む。
 公演では、九郎右衛門さんら片山家一門の能楽師らが出演。新川小のほか、豊橋市立中部中学校でも行われる。両校区の魚町には、吉田藩主から受け継がれる能面などが保存されている。
(中村晋也)

能楽師の指導で仕舞の稽古を体験する児童たち=新川小学校で
能楽師の指導で仕舞の稽古を体験する児童たち=新川小学校で

カテゴリー:地域・教育 / 芸能・文化

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