日本シリーズで東三河対決

　熱戦が続くプロ野球・日本シリーズで東三河対決が実現した。
　28日福岡での第１戦、ソフトバンクは蒲郡市出身の千賀滉大投手（24）が先発し、ＤｅＮＡ打線を相手に７回４安打１失点と好投。チームも10－１で大勝し、白星を挙げた。豊川市出身の城所龍磨外野手（32）は中堅の守り固めで途中出場を果たしたが、打席に立つ機会はなかった。
　一方、ＤｅＮＡは新城市出身の田中健二朗投手（28）が５回途中に２番手で登板も、連続押し出しなど３失点で降板した。
　蒲郡市で28日夜、プロ野球日本シリーズで登板した同市出身で福岡ソフトバンクホークス千賀滉大投手の応援イベントがあった。地元の子どもたちや少年野球時代の恩師ら約50人が声援を送った。
　千賀投手は高校（県立蒲郡高校）まで蒲郡で育ち、２０１０年秋のドラフトでホークス育成枠の指名を受けて入団。今年の第４回ワールドベースボールクラシックで日本代表入りして大会ベストナインに選ばれた。
　蒲郡駅北口の観光交流センターナビテラスで観戦イベントが行われ、背番号41のユニホームを着たファンや稲葉正吉市長らが見守った。ファンらは７回表を０点に抑えると「よーし」と大声をあげてうちわや「千賀」と書かれたボードを掲げて喜んだ。
　母と弟と一緒に訪れた小学５年生の佐藤輝くん（11）は「ＷＢＣの活躍がすごかったのでファンになりました。日本一目指して頑張ってほしい」と話していた。
（安藤聡、由本裕貴）