文字の大きさ

自分で考え話し合う

グループの意見をまとめ、発表する参加者=豊橋市こども未来館で
グループの意見をまとめ、発表する参加者=豊橋市こども未来館で

豊橋ここにこで「子ども会議」

 子どもの権利について啓発するイベント「子ども会議」が3日、豊橋市こども未来館ここにこで開かれ、同市内の小学5、6年生16人が「みんなの笑顔の作り方-思いやりの心を作るためにできること」をテーマに話し合った。
 子どもたちが子どもの人権や権利を知ったうえで考え話し合い、その内容を広く発信していくこの会議。今回は、いじめが子どもの人権を侵害する重大な問題であるという認識を広めるため、どうしたらみんなが笑顔で過ごすことができるかがテーマとなった。
 参加者はまず、スクールカウンセラー・スーパーバイザーで臨床心理士の石川健司さんから「ことば」の大切さについての話を聞いた。石川さんは、コミュニケーションがうまくいかないときの怒りの感情を、上手に言葉を使って対処する「みかんていいな法」を紹介。見て、感じたことを話し、提案し、イエスまたはノーなら別の提案をすると説明。参加者は熱心にメモを取った。
 対処法を学んだ参加者は4つのグループに分かれ、人付き合いが苦手な友達が学校を休んでしまったという事例について話し合うグループワークを行った。グループ内で活発な意見を交わし、それぞれ対処策を発表。「家を訪問する」「話を聞く」「『みかんていいな法』を使う」「スクールカウンセラーに相談する」などの意見が出た。
 参加者の発表を受け、石川さんは「きょうしつ(気づく・寄り添う・受け止める・信頼できる大人に・つなげよう)」という解決法も紹介した。
 参加した松葉小5年の原田絢萌(11)さんは「自分では思いつかない意見が聞けて良かった。学校にすぐ怒っちゃう子やいじめをする子がいるので『みかんていいな法』とかを使えるといいな」と話した。
 石川さんは「ここで習ったことなどを自分の周りで起こる友達関係のトラブルに生かして、自分で考えていけるよう結びつくといい」と話した。
 会議の内容は後日、同市こども未来政策課のホームページで公表される。
(井嶋義典)

豊橋ここにこで「子ども会議」

 子どもの権利について啓発するイベント「子ども会議」が3日、豊橋市こども未来館ここにこで開かれ、同市内の小学5、6年生16人が「みんなの笑顔の作り方-思いやりの心を作るためにできること」をテーマに話し合った。
 子どもたちが子どもの人権や権利を知ったうえで考え話し合い、その内容を広く発信していくこの会議。今回は、いじめが子どもの人権を侵害する重大な問題であるという認識を広めるため、どうしたらみんなが笑顔で過ごすことができるかがテーマとなった。
 参加者はまず、スクールカウンセラー・スーパーバイザーで臨床心理士の石川健司さんから「ことば」の大切さについての話を聞いた。石川さんは、コミュニケーションがうまくいかないときの怒りの感情を、上手に言葉を使って対処する「みかんていいな法」を紹介。見て、感じたことを話し、提案し、イエスまたはノーなら別の提案をすると説明。参加者は熱心にメモを取った。
 対処法を学んだ参加者は4つのグループに分かれ、人付き合いが苦手な友達が学校を休んでしまったという事例について話し合うグループワークを行った。グループ内で活発な意見を交わし、それぞれ対処策を発表。「家を訪問する」「話を聞く」「『みかんていいな法』を使う」「スクールカウンセラーに相談する」などの意見が出た。
 参加者の発表を受け、石川さんは「きょうしつ(気づく・寄り添う・受け止める・信頼できる大人に・つなげよう)」という解決法も紹介した。
 参加した松葉小5年の原田絢萌(11)さんは「自分では思いつかない意見が聞けて良かった。学校にすぐ怒っちゃう子やいじめをする子がいるので『みかんていいな法』とかを使えるといいな」と話した。
 石川さんは「ここで習ったことなどを自分の周りで起こる友達関係のトラブルに生かして、自分で考えていけるよう結びつくといい」と話した。
 会議の内容は後日、同市こども未来政策課のホームページで公表される。
(井嶋義典)

グループの意見をまとめ、発表する参加者=豊橋市こども未来館で
グループの意見をまとめ、発表する参加者=豊橋市こども未来館で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

 PR

PR