文字の大きさ

トピー工業が搬送支援ロボット開発

狭い作業現場でもらくらく重量物を搬送できる、トピー工業の「クローラーTO(トゥ)」
狭い作業現場でもらくらく重量物を搬送できる、トピー工業の「クローラーTO(トゥ)」

 豊橋や豊川に主力工場を持つトピー工業(東京都品川区、高松信彦社長)は、スマートフォンの操作で簡単に資材搬送できる、全方向移動クローラー型搬送支援ロボット「クローラーTO(トゥ)」を来年2月めどに発売する。国内建設需要が増加傾向にある反面、建設技能労働者の不足が大きな課題となっている中で、搬送作業を大きく省力化できるロボットとして注目される。
 建設現場における高齢者や女性作業員の負荷を減らそうと、竹中工務店(大阪市)および岡谷鋼機(名古屋市)との共同開発で製品化にこぎつけた。これら3社と建設機械レンタル会社が提携して、貸し出しおよび販売していく計画だ。
 現在の建設現場では、資材運搬に工事用エレベーターを使っており、荷さばきスペースが広い場合はフォークリフトで積み込みを行う。しかしスペースが狭い場合は、運搬用台車を作業員がエレベーターまで押していく必要があり、資材を載せた台車は非常に重いため、積み込みに長い時間がかかる重労働となっている。
 今回開発したクローラーTOは、前後左右など全方向に移動可能で、小回りが利くトピー工業製「OМNICRAWLER(オムニクローラー)」のキャタピラー部を活用したのが“ミソ”。狭いスペースでもスマートフォン操作によって、重量物を積載した台車の下にすべり込み、リフター機能を使って持ち上げ搬送していく。本体のサイズは幅54㌢×長さ92㌢×高さ25㌢、重量120㌔。積載量500㌔(けん引1㌧)で、時速3㌔で走行する。トピー工業では今後も、オムニクローラーを応用したさまざまなロボットの開発に取り組んでいく、としている。
(藤田彰彦)

 豊橋や豊川に主力工場を持つトピー工業(東京都品川区、高松信彦社長)は、スマートフォンの操作で簡単に資材搬送できる、全方向移動クローラー型搬送支援ロボット「クローラーTO(トゥ)」を来年2月めどに発売する。国内建設需要が増加傾向にある反面、建設技能労働者の不足が大きな課題となっている中で、搬送作業を大きく省力化できるロボットとして注目される。
 建設現場における高齢者や女性作業員の負荷を減らそうと、竹中工務店(大阪市)および岡谷鋼機(名古屋市)との共同開発で製品化にこぎつけた。これら3社と建設機械レンタル会社が提携して、貸し出しおよび販売していく計画だ。
 現在の建設現場では、資材運搬に工事用エレベーターを使っており、荷さばきスペースが広い場合はフォークリフトで積み込みを行う。しかしスペースが狭い場合は、運搬用台車を作業員がエレベーターまで押していく必要があり、資材を載せた台車は非常に重いため、積み込みに長い時間がかかる重労働となっている。
 今回開発したクローラーTOは、前後左右など全方向に移動可能で、小回りが利くトピー工業製「OМNICRAWLER(オムニクローラー)」のキャタピラー部を活用したのが“ミソ”。狭いスペースでもスマートフォン操作によって、重量物を積載した台車の下にすべり込み、リフター機能を使って持ち上げ搬送していく。本体のサイズは幅54㌢×長さ92㌢×高さ25㌢、重量120㌔。積載量500㌔(けん引1㌧)で、時速3㌔で走行する。トピー工業では今後も、オムニクローラーを応用したさまざまなロボットの開発に取り組んでいく、としている。
(藤田彰彦)

狭い作業現場でもらくらく重量物を搬送できる、トピー工業の「クローラーTO(トゥ)」
狭い作業現場でもらくらく重量物を搬送できる、トピー工業の「クローラーTO(トゥ)」

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR