豊橋市とネオフェニックス環境啓発共同宣言

　豊橋市は14日付けで、プロバスケットボール・Ｂリーグの三遠ネオフェニックスと環境省が提唱する環境啓発運動「ＣＯＯＬ　ＣＨＯＩＣＥ」（クールチョイス）を共同宣言した。同市によると、自治体とＢリーグ加盟クラブによるクールチョイスの共同宣言は初の試みという。
　クールチョイスは、地球温暖化対策として、環境に配慮した行動を国民全体に広めて促したり、実践しながら、温室効果ガス排出抑制や省エネルギーなどに努めていく狙い。
　両者ともすでに運動への賛同宣言をしているが、地元プロスポーツチームと一緒に市民への浸透を目指し、実行性を高めたい市側と、スポーツによるまちづくり元年を掲げるなど、地域への定着を図りたいクラブチームの考えが一致し共同宣言とした。
　調印式が14日、同市役所で開かれ、佐原光一市長とチームの浜武恭生社長が、地球温暖化に対して真摯（しんし）に向き合っていくことなどを示した共同宣言書に署名。市長は「クールチョイスという環境を考えた賢い選択や考えを市民の皆さんに理解してもらいたい」、浜武社長は「クラブとしてごみゼロ運動などに参加しているが、楽しみながらより環境行動を広められるよう貢献していきたい」と述べた。
　今後は、イベント会場などで協力して啓発していくほか、12月９、10両日に同市総合体育館で開催されるフェニックスのホーム試合でもＰＲするという。
（千葉敬也）