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来年12月に「神野新田物語」上演

堤防の破損個所を発見するために建てられ、今も残る「護岸観音」=豊橋市内で
堤防の破損個所を発見するために建てられ、今も残る「護岸観音」=豊橋市内で

 郷土の偉人を次世代に伝えるため演劇を制作、上演する市民団体「ひとすじの会」(宮下孫太朗会長)が来年12月、豊橋市西部に広がる神野新田の開発を明治時代に手掛けた人々の人生を描いた群像劇「神野新田物語」をオリジナル作品として上演する。3部作の第1話「新田の完成」で、12月21日、出演者募集説明会を同市内で開く。
 同会は昨年と今年、豊橋を全国有数の製糸のまちに発展させた女性起業家・小淵しちの波乱の人生を描いた市民劇「ひとすじの糸」を上演。今回は、豊橋のまちづくりを語る上で欠かせない神野新田の開発にまつわる物語を舞台化することにした。
 第1話「新田の完成」は、1875(明治8)年から完成する96年までの物語。堤防が壊れ、売り出された「毛利新田」を購入、干拓に着手した名古屋の実業家・神野金之助をはじめ、養子の三郎・りき夫妻や、強固な堤防造りに貢献した服部長七、農民ら関わった人たちにスポットを当てる。
 脚本を担当する会の事務局長で会社員・杉浦博人さんは「新田開発に関わった人生が浮かび上がるような舞台にしたい」と意欲を見せる。「ひとすじの糸」で演出助手を務め、今回、演出を任された会社役員・黒住昭人さんは「皆さんが楽しめ、興味を持ってもらえる劇にしたい」と話す。
 出演者は舞台経験の有無を問わず、豊橋市内外の小学1年生以上を募集。来年1月から半年間、基礎稽古を行い、オーディションで配役を決定、7月から本稽古に入る。本番は12月22、23両日、全4回公演を予定している。
 来月21日の説明会は午後7時から、公演会場となる穂の国とよはし芸術劇場プラットで開催。申し込み、問い合わせはカットハウス「孫太朗」(0532・55・5610)へ。
(中村晋也)

 郷土の偉人を次世代に伝えるため演劇を制作、上演する市民団体「ひとすじの会」(宮下孫太朗会長)が来年12月、豊橋市西部に広がる神野新田の開発を明治時代に手掛けた人々の人生を描いた群像劇「神野新田物語」をオリジナル作品として上演する。3部作の第1話「新田の完成」で、12月21日、出演者募集説明会を同市内で開く。
 同会は昨年と今年、豊橋を全国有数の製糸のまちに発展させた女性起業家・小淵しちの波乱の人生を描いた市民劇「ひとすじの糸」を上演。今回は、豊橋のまちづくりを語る上で欠かせない神野新田の開発にまつわる物語を舞台化することにした。
 第1話「新田の完成」は、1875(明治8)年から完成する96年までの物語。堤防が壊れ、売り出された「毛利新田」を購入、干拓に着手した名古屋の実業家・神野金之助をはじめ、養子の三郎・りき夫妻や、強固な堤防造りに貢献した服部長七、農民ら関わった人たちにスポットを当てる。
 脚本を担当する会の事務局長で会社員・杉浦博人さんは「新田開発に関わった人生が浮かび上がるような舞台にしたい」と意欲を見せる。「ひとすじの糸」で演出助手を務め、今回、演出を任された会社役員・黒住昭人さんは「皆さんが楽しめ、興味を持ってもらえる劇にしたい」と話す。
 出演者は舞台経験の有無を問わず、豊橋市内外の小学1年生以上を募集。来年1月から半年間、基礎稽古を行い、オーディションで配役を決定、7月から本稽古に入る。本番は12月22、23両日、全4回公演を予定している。
 来月21日の説明会は午後7時から、公演会場となる穂の国とよはし芸術劇場プラットで開催。申し込み、問い合わせはカットハウス「孫太朗」(0532・55・5610)へ。
(中村晋也)

堤防の破損個所を発見するために建てられ、今も残る「護岸観音」=豊橋市内で
堤防の破損個所を発見するために建てられ、今も残る「護岸観音」=豊橋市内で

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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