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豊橋の全教職員が「不祥事撲滅研修」

研修に参加した教職員=ライフポートとよはしで
研修に参加した教職員=ライフポートとよはしで

 豊橋市立岩西小学校の40代の男性教諭が担任する2年生の児童に体罰をしていた問題を受け、市教育委員会は29日、同市のライフポートとよはしで「不祥事撲滅研修」を始めた。市立小中学校の校長を除く教頭以下の教諭や事務員ら全教職員約2000人を対象とし、日にちを分けて実施する。
 研修は、2度と不祥事を起こさないことを目指して行い、冒頭、市教委学校教育課の木下智弘課長があいさつした。
 「子どもを粗末にした暴言、心ない冷たい言葉の投げ掛け、不適切な発言のクレームがなくならない現状の中、(教育長が掲げる)子どもを大切にする教育を実現するには、暴言による威圧的な指導、懲戒としての体罰は絶対に許さないという土壌、風土が学校になくてはならない」と強調。
 今回の研修について「自分自身のこととして聞き、明日から、豊橋のどの学校でも子どもたちに向ける温かなまなざしや声掛けが広がり、子どもたちが安心して登校できる楽しい学校が実現できるように」と呼び掛けた。
 また、木下課長は「今、市民の目はとても厳しく、私たち教職員がどのように今回の事案を振り返り、わが子の担任の先生がどのように変わっていくかを見ている。研修を真摯に受け止め、教育活動を進めてほしい」と求めた。
 この日は約870人が参加。研修は非公開で行われ、教職員の管理などにあたる県教委教職員課の都築孝明主幹が「子どもを大切にした教育の推進」と題し、不祥事を起こした際の教職員の責任や処分件数、事例、未然防止の心得などを説明した。
 体罰など不祥事の撲滅に向け、木下課長は報道陣に「風通しのいい職場づくりや、自分事として捉える感覚が大切。1度の研修ではなく、繰り返して心に響く指導をすることが重要と認識している」と述べた。
 研修は12月6日にも実施し、参加できなかった教職員には冬休みに行う。校長は同5日の校長会で計画している。
(中村晋也)

 豊橋市立岩西小学校の40代の男性教諭が担任する2年生の児童に体罰をしていた問題を受け、市教育委員会は29日、同市のライフポートとよはしで「不祥事撲滅研修」を始めた。市立小中学校の校長を除く教頭以下の教諭や事務員ら全教職員約2000人を対象とし、日にちを分けて実施する。
 研修は、2度と不祥事を起こさないことを目指して行い、冒頭、市教委学校教育課の木下智弘課長があいさつした。
 「子どもを粗末にした暴言、心ない冷たい言葉の投げ掛け、不適切な発言のクレームがなくならない現状の中、(教育長が掲げる)子どもを大切にする教育を実現するには、暴言による威圧的な指導、懲戒としての体罰は絶対に許さないという土壌、風土が学校になくてはならない」と強調。
 今回の研修について「自分自身のこととして聞き、明日から、豊橋のどの学校でも子どもたちに向ける温かなまなざしや声掛けが広がり、子どもたちが安心して登校できる楽しい学校が実現できるように」と呼び掛けた。
 また、木下課長は「今、市民の目はとても厳しく、私たち教職員がどのように今回の事案を振り返り、わが子の担任の先生がどのように変わっていくかを見ている。研修を真摯に受け止め、教育活動を進めてほしい」と求めた。
 この日は約870人が参加。研修は非公開で行われ、教職員の管理などにあたる県教委教職員課の都築孝明主幹が「子どもを大切にした教育の推進」と題し、不祥事を起こした際の教職員の責任や処分件数、事例、未然防止の心得などを説明した。
 体罰など不祥事の撲滅に向け、木下課長は報道陣に「風通しのいい職場づくりや、自分事として捉える感覚が大切。1度の研修ではなく、繰り返して心に響く指導をすることが重要と認識している」と述べた。
 研修は12月6日にも実施し、参加できなかった教職員には冬休みに行う。校長は同5日の校長会で計画している。
(中村晋也)

研修に参加した教職員=ライフポートとよはしで
研修に参加した教職員=ライフポートとよはしで

カテゴリー:社会・経済

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